花火銀河(NGC6946)の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は秋でケフェウス座にある中間渦巻銀河(棒渦巻銀河と非棒状渦巻銀河の間)。
位置ははくちょう座とケフェウス座の境界線付近で「赤経20h34m48.0s/赤緯+60゚09’00”」
η星からは「赤経差-00h10m27.8s/赤緯差-1゚41’36″」
α星アルデミランからは「赤経差-00h43m49.7s/赤緯差-2゚27’11″」
明るさは9等級で大きさはは「11.5×10′」位。
適正焦点距離は800~4000㎜位。
NGC6939(散開星団)も含める場合は600~1600mm位がおすすめ。
一眼カメラと天体望遠鏡やカメラレンズで撮影して随時更新します。
天体情報
名称/種類 | NGC6946/UGC11597/PGC65001/Arp29/Caldwell12/中間渦巻銀河 |
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和名 | 花火銀河 |
英語名 | 「Fireworks Galaxy」 |
位置 | 赤経20h34m48.0s/赤緯+60゚09’00″(J2000) |
光度/視直径 | 9等級/11.5×10′ |
距離 | 22,500,000光年 |
季節/星座 | 秋の星座|ケフェウス座 |
ケフェウス座のメシエ | なし |
近くの恒星 | アルデミラン|デネブ|カフ|シェダル|ポラリス |
写真星図
花火銀河(NGC6946)の位置とケフェウス座付近の天体がわかる写真星図です。
一眼レフカメラ+反射望遠鏡
リコーPENTAX KP+ミードLXD55
ISO25600/F5/露出30秒/149枚/FL換算約1402mmと3587mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2020年10月20日23時02分43秒~ |
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撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | リコー PENTAX KP |
反射望遠鏡 | MEADE LXD55(D=152mm F=762mm)F5:シュミット・ニュートン式 |
フィルター | なし |
ISO/露光時間 | ISO25600/30秒/149枚=総露光時間74分30秒(4470秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約【上】1402mm【下】3587mm |
トリミング | 【上】「5341×3551」→「4912×3266」【下】「5341×3551」→「1920×1277」※web用にリサイズ |
フラット処理 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | ビクセン SP赤道儀 スーパーポラリス |
コントローラー | ビクセン スカイセンサー2000PC(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | Digital Camera Utility5|ステライメージ8|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | Digital Camera Utility5でRAW現像→ST8で自動コンポジット→ホワイトバランス→カブリ補正→ソフトビニングフラット補正→レベル補正→ホワイトバランス→星マスク→ノイズ処理→トーンカーブ→デジタル現像→ミニマムフィルター星雲マスク→カラーバランス→「R-G」+「B-G」マスク→カラーバランス→Lab色彩調整→恒星のみセルフHDR→カラーバランス→Lab色彩調整→Corel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI)→バックグラウンドスムース→コントラスト調整 |
コメント |
花火銀河と聞くとM101(回転花火銀河)やM83(南の回転花火銀河)かと思いますが、ケフェウス座にあるのは花火銀河(NGC6946)です。 NGCですけど案外大き目な銀河なので、結構撮り易いかと思います。 NGC6939と言う散開星団が近くにあるのですが、今回はこの花火銀河を中央に入れて撮影してみました。 若干淡いのもあってもう少し露光時間を長くしても良かったかもしれません。 ただ僕の撮影地では北側は少し光害があるのでこれ以上は露光できませんでした。 次回はOⅢフィルターやHαナノーバンドフィルターなどで撮影して合成してみたいと思ってます。 多分この花火銀河も赤いポツポツがあると思うんですよね。 青も入っている銀河なので、もっとカラフルに撮影してみたいです。 |
ISO25600/F5/露出30秒/96枚/FL換算約1604mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2020年09月15日02時01分40秒~ |
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撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | リコー PENTAX KP |
反射望遠鏡 | MEADE LXD55(D=152mm F=762mm)F5:シュミット・ニュートン式 |
フィルター | なし |
ISO/露光時間 | ISO25600/30秒/96枚=総露光時間48分(2880秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約1604mm |
トリミング | なし※web用にリサイズ |
フラット処理 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | ビクセン SP赤道儀 スーパーポラリス |
コントローラー | ビクセン スカイセンサー2000PC(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | Digital Camera Utility5|ステライメージ8|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | Digital Camera Utility5でRAW現像→ST8で自動コンポジット→ホワイトバランス→カブリ補正→ソフトビニングフラット補正→レベル補正→星マスク→ノイズ処理→トーンカーブ→ミニマムフィルター星雲マスク→カラーバランス→Lab色彩調整→恒星のみセルフHDR→カラーバランス→Lab色彩調整→Corel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI)→バックグラウンドスムース |
コメント |
初めてNGC6946(花火銀河)を撮影しましたが、近くにもNGC6939の散開星団が視野に入っていたのでセットで撮影してみました。 北の空はいつも光害が強いので色合いが不自然になってしまった調整し切れませんでした。 天体写真は恒星と星雲のホワイトバランスが凄く大事な気がします。 いくら背景をニュートラルグレーにしても光害があると恒星や星雲の色合いが不自然になってしまう。 画像処理で何とかしたいのですが、次回撮影してもう一度チャレンジしてみようと思います。 とりあえず今回は花火銀河をとりあえず撮ったと言う事で。 遠征に行っても光害の影響は受けるので、光害カットフィルターもちょっと考えようかなぁ。 深夜だとまだマシなんですけど、深夜になるまでが結構光害強いですよねぇ。 |