Topazの「DeNoise AI」(デノイズAI)が凄いみたいですね。
ただ、別途ノイズ処理だけのソフトを購入するのもなぁと思っていたところ、画像処理で使っているCorel PaintShop pro 2021にDeNoise AIと同じ「ノイズ低減AI」機能が追加されたのでアップデートしました。
ノイズ低減AIで景色や天体の写真をDeNoiseしてみましたが効果抜群で驚きました!
日本語で使い方も簡単だし、これからAIでのノイズ処理が主流になりそうですね。
ペイントショップのDeNoise Aiは
- AIノイズ除去(DeNoise)
- AI劣化除去
- AI高画質化
などがありますが、それぞれレビューしてみようと思います。
これからのカメラはこういうAIノイズ処理が基本機能として装備されそうな気もします。
AIノイズ除去(DeNoise)の効果
まずはメインのAIノイズ除去でDeNoiseしてみます。
動画で見る方は下記からどうぞ。
【動画】Corel PaintShop Pro2021 UltimateのAIノイズ除去(DeNoise AI)で風景写真や天体写真で効果をレビュー
風景写真のDeNoise効果
ノイズが出そうな夜の風景写真で効果を見てみます。
これマジでビビりました(;’∀’)
こんな綺麗にノイズ除去をしてくれるなんてホント凄い事ですよね!?
DeNoiseの量はスライドバーで調整できるのでお好みに合わせて除去できます。
天体写真のDeNoise効果
AIノイズ低減を使って天の川の星景写真や星雲・惑星などの過去に画像処理済みの写真をDeNoiseして効果を見てみます。
星景写真のDeNoise効果
夏の天の川の星景写真をDeNoiseしてみました。
天体写真はそもそもコンポジットしたり星マスクをしてノイズ処理をしたりして画像処理をした上でのDeNoise AIなので、上の夜景の写真程の効果は見えにくいかもしれませんが、良い感じにノイズ処理されています。
星空部分のノイズも良い感じに減っていますが、特に地上景色のノイズ処理が見事にされていますね。
AIのノイズ処理をせずにはいられなくなりますね。
北アメリカ星雲のDeNoise効果
NGC7000(北アメリカ星雲)をDeNoiseして効果を比較してみました。
コンポジット数を何倍も増やしたかのように赤い星雲が滑らかになっています。
恒星もあまりボケることなくノイズ処理してくれています。
ボケ具合が気になる場合はスライドバーで少し弱めにノイズ処理してあげると良いです。
子持ち銀河のDeNoise効果
M51(子持ち銀河)をDeNoiseして効果を比較してみました。
明らかにカラーノイズが処理されてて凄いです。
今までこういうノイズは諦めてましたけど、今後はAIノイズ処理で目立たなくできますね。
木星のDeNoise効果
惑星って動画をコンポジットして画像処理をしていますが、処理後の木星をDeNoiseして効果を比較してみました。
元々が結構滑らかに処理した木星なので違いがわかりにくいですが、ノイズも減っていますし輪郭もいい感じになっている気がします。
Corel PaintShop Pro 2021 Ultimate版のAI処理はノイズ低減AIだけでなく他にもあるので少しレビューしておきます。
AI劣化除去
AI劣化除去はJPEGに変換した時の劣化(ブロックノイズなど)を殆ど無くして尚且つディテールも復元、更に元の色を蘇らせる事ができるAIノイズ処理です。
デジタル処理でファイル縮小によって圧縮で発生する画像のゆがみなども除去してくれます。
今回はPaintShopに入っていたサンプル画像を使ってAI劣化除去とAIノイズ処理(DeNoise)の両方を掛けてみました。
これでJPEG劣化も怖くないですね!
HPに載せる写真などはなるべく容量を小さく圧縮しておきたくなりますが、JPEG劣化が厄介ですよね。
でもこのAI劣化除去をしておけば、ファイルを強く圧縮して軽くしても劣化が防げるので凄く便利です。。
AI高画素化
画像をトリミングしてからサイズアップすると当然劣化しますよね。
そういう高画素化した時の劣化を処理するのがAI高画素化です。
写真をサイズアップした時に解像度を低下させずに綺麗に拡大でき、細かいディテールも復元してしまうのが凄いです。
下の写真はAI高画素化した後にAIノイズ除去をしています。
トリミングしてからサイズアップした事って結構あるんですよね。
AI高画素化があれば安心して天体写真もトリミングできます!
天体写真ではどのタイミングでDeNoise AIを使うのか?
今回は画像処理済みのJPEGに対してDeNoise AIをやりましたが、どのタイミングでノイズ処理を使うのかも気になります。
- コンポジット直後のレタッチ前に行う
- レタッチ後に行う
- コンポジット直後とレタッチ後にも行う
このタイミングについては今後画像処理しながら試してみようと思います。
しかし、このAIノイズ処理と言うのは画期的ですね。
理想のノイズ処理って言う感じがします。
一回DeNoise AIしちゃうともう戻れません!
DeNoise AIはTopazだけじゃなくてCorel PaintShop proでも十分な効果がありますよ。
また、上位のULTIMATE版を購入するとRAW現像ソフトやその他のあらゆるソフトが付いてくるので非常にお得な画像処理ソフトで僕はULTIMATE版を使ってます。
でも天体の画像処理ではULTIMATE版じゃなくても「Corel PaintShop pro」でも大丈夫なので他のソフトは実際殆ど使ってませんけどね。
必要なら後でProからULTIMATE版にアップデートも可能です。
PhotoShop使っている方は「TopazのDenoise AI」が良いですが、持ってない方はCorel PaintShopはPhotoShopみたいな画像処理ソフトに尚且つノイズ低減AIが備わっているのでおすすめです!
私は2021年版を現在使っていますが、最新版は2022年版となっています。
最新版は下記のメーカーサイトからどうぞ。