画像処理

天体自動メトカーフコンポジットで画像マッチングに失敗するエラー原因と解決法

ステライメージ8の自動メトカーフコンポジットの「画像マッチングに失敗しました」と言うエラーの原因と解決法

ステライメージ8で彗星の点綴写真を画像処理しようと思いメトカーフコンポジット(彗星の核に合わせて自動コンポジット)をしていると、「画像マッチングに失敗しました」と言うエラーが出ると思います。

その原因と解決法をブログにメモしておきます。

いざ彗星を撮影してコンポジットしようとしたら、いくらやってもエラーで何日も試行錯誤してて時間を無駄にしました。

皆さんはそんなことないように知っておいた方が良いと思います。

ってかアップデートで解決して欲しいなぁ。

エラーが出る原因

「画像マッチングに失敗しました」と言うエラーが出る原因と位置が合わない原因は下記かと思います。

重要度が高い順に記載しています。

1と2を試せば殆どの方がうまくいくはず!

  • 1.彗星の元データが未来になっている
  • 2.RAW現像する
  • 3.コンポジット画像の中に星の位置が大きく違うフレームがある
  • 4.諧調調整に全て☑を入れる
  • 5.オートストレッチのフィルター係数の設定が間違っている
  • 6.画像に星が少ない

多分「1.彗星の元データが未来になっている」と言うエラーが原因の方が多いと思います。

なので「1.」だけ確認して頂けると殆どの方はエラーが出なくなると思います。

「1.」をやってもエラーが出る場合はその他もチェックしてみて下さい。

それではそれぞれの解決法を記載していきます。

※1.自動メトカーフコンポジットはステライメージ8とステラナビゲーター10若しくはステラショットがPCにインストールされている必要があります。

※2.アップデートをして最新の状態になっている事を確認してから行ってくださいね。

※3.更にステラナビゲーター10に「GSC-ACT(ガイドスターカタログ)」をインストールしてから行ってください。

ステラナビゲータ10

2019年3月にステラナビゲーター11が出るとの告知が出ているので、これから購入される場合はもう少し待って11を購入する方が良さそうなんですよね。10からアップデートの合計金額と11の金額を比較すると、まだ持ってない人は少し待って11を購入する方が多分安いと思います。多分。。。

動画で確認する方は下記からどうぞ。

※動画には「RAW現像する」に関してはお話ししていませんので、この記事をご覧ください。

解決法

彗星の元データが未来になっている

僕はステラショットは持ってないのでステラナビゲーター10で説明したいと思います。

ステラナビゲーター10を起動して、上のタスクバーの「天体」→「彗星」をクリックします。

ステラナビゲーター10の上部にあるタスクバーの「天体」→「彗星」とクリックします。

彗星の設定画面が表示されますので、下部の「検索バー」に目的の彗星名を入れて検索します。

今回は「ジャコビニ・チンナー彗星」を検索してみます。

ステラナビゲーター10の彗星設定画面で目的の彗星名を検索する

目的の彗星名が表示されたら、「彗星名」をクリックし、「編集」をクリック

彗星名が表示されたら「彗星名」をクリックし、その後「編集」をクリックします。

「軌道要素編集」画面が表示されますので、右側の「ページ」の「1」をクリックして、「近日点通過」の項目を見て下さい。

この「近日点通過」データが未来の日付になっています

これがエラーの原因です。

彗星の軌道データが未来になっている

エラーを解決する為に、この未来の日付を削除します。

右側の「ページ」の「1」をクリックして、その下の「削除」をクリック。

未来の軌道データを削除する

すると「1」のデータが削除されて、「2」のデータが上に上がって「1」になります。

近日点通過の欄を見ると、現在の2018年のデータになっています。

現在の彗星の軌道データになりました

後は右上の「OK」ボタンを押して終了です。

これでエラーが解決されます。

後はステライメージ8で再び自動メトカーフコンポジットを行うのですが、もし既にフレームを読み込んでいたのでしたら、「全リストの画像をクリア」でクリアしてステライメージ8を閉じて下さい。

「全リストの画像をクリア」で全ての画像をクリアする

再び写真データを読み込んでやっていけばエラーは出なくなると思います。

未来のデータが入っているのは良いのですが、現在の日時に合わせてデータが選択されれば良いのですけどね。

アストロアーツさんアップデートで修正お願いしまーす。

天体写真をRAW現像する

ステライメージでRAWファイルをそのまま読み込むのが普通ですが、位置合わせが合わない場合は一度天体写真をRAW現像してみて下さい。

RAW現像は自動コンポジットの画面で行うのではなく画像編集画面です。

ワークフローを立ち上げて操作を保存しながら1枚RAW現像し、そのワークフローからバッチ処理で一括で処理すると直ぐに終わります。

現像したファイルはfitsファイルで別フォルダに保存し、そのファイルを自動コンポジットで読み込んでみて下さい。

これで殆どの場合はうまく位置が合うと思います。

これは彗星だけじゃなく、普通の天体写真のコンポジットでも言える事です。

理由はわかりません!

詳細は下記からどうぞ。

コンポジット画像の中に星の位置が大きく違うフレームがある

自動コンポジットパネルでライトフレームを読み込むのですが、その中に星の位置が大きく違うフレームが入っているとエラーが出たり、微妙に位置がズレていたり、渦を巻いたような画像が出来上がってしまいます。

良くあるのは撮影途中で星の位置を中央に寄せて修正したりしてしまう事。

そうすると、そこを境にして星の位置が合わなくなってしまう感じです。

1度撮影を開始したらそれ以降は触らない方が良さそうです。

なので、ライトフレームを一つずつ確認してみて下さい。

諧調調整に全て☑を入れる

自動コンポジットの右上の「諧調調整」に「レベル調整」「色調整」「オートストレッチ」の全てに☑を入れます。

諧調調整全てに☑を入れる

別に全てに☑を入れなくても大体はうまくコンポジットしてくれるのですが、これに☑がないとエラーになる事があります。

推測ですが、読み込んだライトフレームのどれかが少し明るさや色合いが違っていて星の位置の認識がおかしくなるフレームが出る事があるんじゃないかと思います。

☑を入れない時にエラーが出て、☑を入れるとエラーが出なくなるという現象を確認したので記載しておきます。

オートストレッチのフィルター係数の設定が間違っている

オートストレッチのフィルター係数はデフォルトでRGBそれぞれ「1」だと思います。

「諧調調整」の「オートストレッチを使う」の「設定」をクリックしてみて下さい。

するとフィルター係数を確認・設定できますので、一度確認してみて下さい。

オートストレッチの設定画面。デフォルトは「1」

このフィルター係数が1.4とかになっていると明る過ぎて星を認識できないんだと思います。

僕はフィルター係数を変えてテストしたりしていたのですが、デフォルトに戻すのを忘れていてエラーになっていました。

デフォルトに戻したらエラーが出なくなったので、一度確認してみて下さい。

ただ、それでもうまいかなくてオートストレッチの☑を外したら成功したことがあったので、先程諧調調整の全てに☑を入れると書きましたが、オートストレッチだけOFFでも良いかもしれません。

画像に星が少ない

星があまりないと画像マッチングでエラーが出たり、渦を巻いたようなコンポジット画像になったりします。

これはどうしようもないですが、「諧調調整に☑を入れる」や「オートストレッチの設定」を見直すことでエラーが出なくなったりしますよ。

以上、ステライメージ8の自動メトカーフコンポジットのエラーと解決法でした。

また何か気が付いたら追加しようと思います。

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こういうので星空写真を撮ってみたい。

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