IC342の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は冬できりん座にある渦巻銀河。
位置はこぐま座のポラリスとペルセウス座のミルファクを結んだ中間位で「赤経03h46m48.0s/赤緯+68゚06’00″(J2000)」
γ星からは「赤経差-00h03m47.4s/赤緯差-3゚13’50″」
α星からは「赤経差-00h09m56.5s/赤緯差+0゚58’00″」
カシオペア座のε星セギンからは「赤経差+01h53m00.2s/赤緯差+4゚23’05″」
明るさは9.1等級で大きさは21.4’×20.9′位。
適正焦点距離は800~2,500㎜位。
この銀河はマフェイ銀河群(天の川銀河に最も近い銀河群の1つ)で距離は約1,076万光年。
天体情報
名称/種類 | IC342(UGC2847/PGC13826/Caldwell5)/渦巻銀河 |
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銀河群 | マフェイ銀河群 |
位置 | 赤経03h46m48.0s/赤緯+68゚06’00″(J2000) |
光度/視直径 | 9.1等/21.4’×20.9′ |
距離 | 1,076万光年 |
季節/星座 | 冬の星座|きりん座 |
きりん座のメシエ | なし |
近くの恒星 | カペラ|ポラリス|カフ|シェダル|ツィー|アルデミラン|ミルファク |
写真星図
IC342の位置ときりん座付近の天体がわかる写真星図です。
一眼レフ+反射望遠鏡
Ricoh Pentax-KP+Meade LXD55
ISO12800/F5/露出1分/120枚/FL換算約2222mmと1435mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2022年10月20日22時56分07秒~ |
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撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
反射望遠鏡 | MEADE LXD55(D=152mm F=762mm)F5:シュミット・ニュートン式 |
カメラ | リコー PENTAX KP |
フィルター | Kenko スターリーナイトフィルター |
ISO/露光時間 | ISO12800/1分/120枚=総露光時間2時間(7200秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約【上】2222mm【下】1435mm |
フラット処理 | セルフグラデーションマスクフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | ビクセン SP赤道儀 スーパーポラリス |
コントローラー | ビクセン スカイセンサー2000PC(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | ステライメージ9|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | ST9で自動コンポジット→レベル補正→ホワイトバランス→セルフグラデーションマスクフラット補正→レベル補正→ホワイトバランス→星マスク→ノイズ処理→トーンカーブ→Corel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI)→センサーゴミ処理→ミニマムフィルター星雲マスク→星雲だけカラーバランス→RGB減算マスク→カラーバランス→光芒マスク→恒星のみカラーバランス→背景のみカラーバランス→周辺減光調整→レベル調整 |
コメント |
IC342は意外と大き目の渦巻銀河でした。 ただ、結構淡い銀河なので画像処理でかなり強調する必要がありました。 北の空は光害が結構あるので余計に写りにくかったのかもしれません。 また、光害の影響で全体のホワイトバランスが変になっていたので、星のカラーバランスも調整しました。 IC342はマフェイ銀河群って事もあり、周辺にはPGC166077やPGC13693などの小さな銀河が写りますね。 天の川も近い場所なので恒星がたくさんあって美しい銀河です。 淡いのでじっくり時間を掛けて撮影する方が良さそうな天体でした。 |