IC410(Sh2-236)おたまじゃくし星雲の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は冬でぎょしゃ座の散光星雲。
中心部は散開星団のNGC1893となっており、おたまじゃくし星雲(タドポール星雲)と合わせてSh2-236となっている。
位置は御者座の五角形の真ん中よりやや南付近でβ星エルナトからα星カペラに向かって1/4位で「赤経05h16m12.0s/赤緯+34゚16’00″」。
光度は約10等級で視直径は「55’×60’」位。
適正焦点距離は単体で600~1,200㎜位。
IC405(勾玉星雲)を含めたSh2-229全体も入れる場合は500~600mm位。
更にIC417(Sh2-234)スパイダー星雲、NGC1931(Sh2-237)フライ星雲なども含める場合は200~300mm位。
更にM36とM38及びSh2-230まで含める場合は100~200mm位がおすすめ。
一眼カメラと天体望遠鏡やカメラレンズで撮影して随時更新します。
目次
天体情報
名称/種類 | IC410(Sh2-236/C43/LBN807)「おたまじゃくし星雲」「タドポール星雲」/散光星雲 |
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英語 | Tadpole Nebula |
位置 | 赤経05h16m12.0s/赤緯+34゚16’00″(J2000) |
光度/視直径 | 10.0等/55’×60′ |
距離 | 12,000光年 |
季節/星座 | 冬の星座|ぎょしゃ座 |
ぎょしゃ座のメシエ | 【散開星団】M36|M37|M38 |
近くの恒星 | エルナト|メンカリナン|カペラ|アルデバラン|ベテルギウス|カストル|ポルックス |
写真星図
IC405(Sh2-229)勾玉星雲の位置とぎょしゃ座付近の天体がわかる写真星図です。

ぎょしゃ座のIC410(Sh2-236)おたまじゃくし星雲(左)とIC405(Sh2-229)勾玉星雲(右)周辺の焦点距離約330mmの写真星図|CANON EOS KISS X2 赤外線改造カメラ+SIGMA ズームレンズ APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
一眼レフ+カメラレンズ
CANON EOS KISS X2+シグマ ズームレンズAPO70-200mmF2.8EX DG OS HSM
ISO1600/F2.8/露出2分/35枚/FL換算約1123mmと702mmと330mm

IC410(Sh2-236)おたまじゃくし星雲|ISO1600/F2.8/露光2分/35枚/FL換算約1123mm|CANON EOS KISS X2 赤外線改造カメラ+SIGMA ズームレンズ APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

IC410(Sh2-236)おたまじゃくし星雲|ISO1600/F2.8/露光2分/35枚/FL換算約702mm|CANON EOS KISS X2 赤外線改造カメラ+SIGMA ズームレンズ APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

IC410(Sh2-236)おたまじゃくし星雲(左)とIC405(Sh2-229)勾玉星雲(右)|ISO1600/F2.8/露光2分/35枚/FL換算約330mm|CANON EOS KISS X2 赤外線改造カメラ+SIGMA ズームレンズ APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
上の撮影データ
撮影日時 | 2020年10月21日00時08分28秒~ |
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撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | Canon EOS Kiss X2|Amazonで探す(赤外線改造機) |
カメラレンズ | SIGMA 望遠ズームレンズ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM |
フィルター | なし |
ISO/露光時間 | ISO1600/2分/35枚=総露光時間70分(4200秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約【上】1123mm【中】702mm【下】330mm |
フラット処理 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | Kenko スカイメモS |
コントローラー | なし(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | Digital Photo Professional4(DPP4)|ステライメージ8|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | DPP4でホワイトバランスとレベル補正のみRAW現像をしてtiff化→ST8で自動コンポジット→レベル補正→ホワイトバランス→カブリ補正→ソフトビニングフラット補正→レベル補正→ホワイトバランス→星マスク→ノイズ処理→トーンカーブ→Corel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI)→センサーゴミの汚れ処理→ミニマムフィルター星雲マスク→トーンカーブ→星雲だけカラーバランス→RGB減算マスク(B-Gチャンネル)→カラーバランス→コントラスト調整→光芒マスク→恒星のみカラーバランス→背景マスク→背景のみカラーバランス→バックグラウンドスムース→レベル補正→コントラスト調整 |
コメント |
IC410(おたまじゃくし星雲)って骸骨星雲とかドクロ星雲とも言われてるんですかね? 検索すると時々ドクロ星雲って記述されている方もいらっしゃるようです。 確かにドクロにも見える気がしますね。 まぁどう見たらおたまじゃくしなのか?ドクロなのか?は人それぞれですけどね。 で、撮影しての感想ですが、おたまじゃくし星雲は勾玉星雲よりも淡いように思います。 初めて撮影する時は大体カメラレンズでセットで撮る方が多いと思いますが、天体望遠鏡で1,000mm位で単体撮影しても良さそうです。 中心部に散開星団のNGC1893があるので、何となくNGC2237(バラ星雲)を小さくした的な印象ですね。 今回はCANONのX2の赤外線改造カメラで撮影しましたが、時間を掛ければノーマルカメラでも十分に写る星雲だと思います。 僕はオートガイドがないので、次はPENTAX KPで高感度多枚数撮影をしてガンガン重ねてみようと思います。 周囲にはIC417(Sh2-234)スパイダー星雲やNGC1931(Sh2-237)フライ星雲などもあるので、望遠鏡で単体撮影するかトリミングするか悩むところですが、別々に撮影するのは大変なのでトリミングしてしまうのが良いかもしれません。 やっぱり次も300mm位で撮る事になるかなぁ。 同時撮影するか悩むところです。 |