くらげ星雲(IC443/Sh2-248)の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は冬でふたご座にある超新星残骸。
位置はμ星テジャトとη星プロプスの中間でプロプス寄りにあり「赤経06h16m54.0s/赤緯+22゚47’00″(J2000)」
η星プロプスからは「赤経差+00h02m01.5s/赤緯差+0゚16’32″」
μ星テジャトからは「赤経差-00h06m03.4s/赤緯差+0゚16’24″」
γ星アルヘナからは「赤経差-00h20m44.5s/赤緯差+6゚23’46″」
明るさは約12.0等級で大きさは「50′」
適正焦点距離は1000㎜位まで。
東側(テジャト側)にはSh2-249があり、両方視野に入れる場合は400~600mm位。
200~300mm位で中心位置を「赤経06h12m14.9s/赤緯+23゚18’23″」付近にすると散開星団M35とNGC2158及び散光星雲Sh2-247も入ります。
200~300mm位で中心位置を「赤経06h13m30.4s/赤緯+21゚35’29″」付近にするとSh2-247に加えてオリオン座にあるNGC2174(モンキー星雲)まで入ります。
η星プロプスを中心にして200mmで撮影するとM35もモンキー星雲も全て視野に入ります。
IC443とSh2-249の間には非常に小さな反射星雲IC444があるようですが、調べてみましたがイマイチどれなのかわかりませんでした。
わかる方いらっしゃいましたらコメント頂けると嬉しいです。
天体情報
名称/種類 | IC443(Sh2-248)/超新星残骸 |
---|---|
和名 | くらげ星雲 |
英語 | Jellyfish Nebula |
位置 | 赤経06h16m54.0s/赤緯+22゚47’00″(J2000) |
光度/視直径 | 12.0等/50′ |
距離 | 5,000光年 |
超新星爆発 | 3,000~30,000年前 |
季節/星座 | 冬の星座|ふたご座 |
ふたご座のメシエ | 【散開星団】M35 |
近くの恒星 | アルヘナ|カストル|ポルックス|エルナト|ベテルギウス |
写真星図
くらげ星雲(IC443/Sh2-248)の位置と「ふたご座」付近の天体がわかる写真星図です。
一眼レフ+カメラレンズ
CANON EOS KISS X2+シグマ ズームレンズAPO70-200mmF2.8EX DG OS HSM
ISO1600/F2.8/露出3分/47枚/スターリーナイトフィルター/FL換算約338mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2022年11月03日02時47分56秒~ |
---|---|
撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | Canon EOS Kiss X2|Amazonで探す(赤外線改造機) |
カメラレンズ | SIGMA 望遠ズームレンズ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM |
フィルター | Kenkoスターリーナイトフィルター |
ISO/露光時間 | ISO1600/4分/47枚=総露光時間2時間21分(8460秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約338mm |
フラット処理 | ワンショットフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | Kenko スカイメモS |
コントローラー | なし(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | ステライメージ9|Corel PaintShop Pro2021 Ultimate |
画像処理方法 | ST9で自動コンポジット→レベル補正→ホワイトバランス→ワンショットフラット補正→レベル補正→ホワイトバランス→デジタル現像→星マスク→ノイズ処理→トーンカーブ→Corel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI)→センサーカブリ補正→光害カブリ補正→ミニマムフィルター星雲マスク→トーンカーブ→RGB減算マスク→星雲のみカラーバランス→光芒マスク→恒星のみカラーバランス→背景マスク→背景のみカラーバランス→レベル補正 |
コメント |
初めてくらげ星雲を撮影しました。 12等級と言う超淡い天体ってことでじっくり露光してたくさん重ねました。 簡単には写らないと思ったので2時間以上撮影し続けました。 その甲斐があって何とかくらげっぽい雰囲気がわかるようになりました。 スターリーナイトフィルターがなかったらここまで写っていなかったかもしれません。 皆さんみたいにもっとくらげの形を出すにはオートガイドを使って1枚当たりの露光時間をもっと延ばさないといけないみたいですね。 でもスカイメモS赤道儀だけで300mm/3分星が停止できたので良かったです。 |