IC

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)の位置や星図と天体写真や撮影データです。

季節は冬でいっかくじゅう座にある散光星雲。

おおいぬ座の境界線を越えて広がっている。

位置はシリウスから北東へ6~7度若しくはおおいぬ座のΘ星から東へ1~2度で「赤経07h10m00.6s/赤緯-09゚42’49”

シリウスからは「赤経差+00h24m55.7s/赤緯差+6゚59’21″」

おおいぬ座のΘ星からは「赤経差+00h10m55.4s/赤緯差+1゚19’58″」

明るさは不明等級で大きさはIC2177(Sh2-296)が85’×60′、NGC2327(Sh2-292)が20’×20′、かもめ星雲全体は120’×100′位。

適正焦点距離は100~400㎜位がおすすめ。

わし星雲とも言われていますが、M16(わし星雲)もあるのでややこしいので当サイトでは「かもめ星雲」としておきます。

天体情報

かもめ星雲の天体情報
名称/種類 【かもめの羽】IC2177(Sh2-296)+【かもめの頭】NGC2327(Sh2-292)/反射星雲
和名 かもめ星雲
英語名 Seagull Nebula(シーガル星雲)
IC2177(Sh2-296)の位置 赤経07h05m48.1s/赤緯-11゚13’08” (J2000)
NGC2327(Sh2-292)の位置 赤経07h04m25.8s/赤緯-10゚26’56″(J2000)
かもめ星雲全体の中心位置 赤経07h10m31.77s/赤緯-11゚14’47.4″(J2000)位かな?
光度/視野角 不明等級/【かもめ星雲全体】120’×100’【IC2177(Sh2-296)】85’×60’【NGC2327(Sh2-292)】20’×20′
距離 3,800光年
季節/星座 冬の星座いっかくじゅう座おおいぬ座
いっかくじゅう座のメシエ 【散開星団】M50
おおいぬ座のメシエ 【散開星団】M41
近くの恒星 シリウス

写真星図

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)の位置といっかくじゅう座~おおいぬ座付近の天体がわかる写真星図です。

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)の位置と「いっかくじゅう座」~「おおいぬ座」付近の天体がわかる写真星図です。

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)の位置と「いっかくじゅう座」~「おおいぬ座」付近の天体がわかる写真星図|PENTAX KP+TAMRONズームレンズ+KenkoソフトフィルターPRO1D

かもめ星雲の位置と付近の天体がわかる拡大写真星図です。中央の広がりのある赤い星雲がかもめの羽(IC2177/Sh2-296)で、そのすぐ右上の丸い赤い星雲がかもめの頭(NGC2327/Sh2-292)です。焦点距離は213mm

かもめ星雲の位置と付近の天体がわかる拡大写真星図|かもめの羽(IC2177/Sh2-296)|かもめの頭(NGC2327/Sh2-292)|FL換算213mm

一眼レフ+カメラレンズ

CANON EOS KISS X2(改)+シグマ ズームレンズ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

ISO1600/F2.8/露出3分/37枚/FL換算約213mmと339mm

この天体写真は2021年11月05日に撮影した「いっかくじゅう座」にあるかもめ星雲(IC2177+NGC2327)と言う散光星雲です。焦点距離は213mm。

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)|SIGMA APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM+CANON EOS KISS X2(IRカットレス)+KENKO スターリーナイトフィルター|ISO1600/F4/3分/21枚|FL換算約213mm

この天体写真は2021年11月05日に撮影した「いっかくじゅう座」にあるかもめ星雲(IC2177+NGC2327)と言う散光星雲です。焦点距離は339mm。

かもめ星雲(IC2177+NGC2327)|SIGMA APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM+CANON EOS KISS X2(IRカットレス)+KENKO スターリーナイトフィルター|ISO1600/F4/3分/21枚|FL換算約339mm

上の撮影データ
2021年11月05日の撮影データ
撮影日時 2021年11月05日03時04分15秒~
撮影場所 フォレストパーク神野山
カメラ Canon EOS Kiss X2Amazonで探す(赤外線改造して使用)
カメラレンズ SIGMA 望遠ズームレンズ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
フィルター Kenko スターリーナイトフィルター
ISO/露光時間 ISO1600/3分/21枚=総露光時間1時間3分(3780秒)
ノイズリダクション off
焦点距離 FL換算約213mm(上)と339mm(下)
トリミング 【上】「4272×2848」→「4259×2835」【下】「4272×2848」→「2677×1782」※共にweb用に圧縮
フラット処理 ソフトビニングフラット補正
ダーク減算 なし
コンポジット 加算平均コンポジット
赤道儀 スカイメモS
自動導入コントローラー なし
画像処理ソフト ステライメージ9|Corel PaintShop Pro Uitimate 2021
画像処理方法 ST9で自動コンポジット→ホワイトバランス→カブリ補正→ソフトビニングフラット補正→ホワイトバランス→デジタル現像→ホワイトバランス→センサーゴミの汚れ処理→デジタルノイズ処理→Corel Paint Shop版Denois AI(ノイズ低減AI)星マスク→トーンカーブ→ミニマムフィルター星雲マスク→Lab色彩調整→RGB別々にトーンカーブでホワイトバランス調整
コメント

かもめ星雲は思っていたより淡かったです。

NGC2327のかもめの頭は明るいのですが、IC2177のかもめの羽の淡い部分まで出そうと思うともっと露光するかF4より下げれば良かったかも。

約200mmで3分露光なのでこれ以上は星の流れが気になっちゃうだろうから露光時間はこのままでF値を下げれば良かったです。

このレンズはF4が凄くシャープで良い感じなのですが、かもめ星雲の場合はシャープさよりも明るさを考えてF2.8とかで撮れば良かったと思います。

幸いスターリーナイトフィルターのおかげでF値を下げても真っ白にはならない感じだったので、次回はその辺りを踏まえて撮影してみたいです。

200mm位だと視野に入れるのが楽だし、M50やNGC2359(トールの兜星雲)まで入るので良いかもです。

天体写真ナビ

コメントを残す


CAPTCHA