魔女の横顔星雲(IC2118/NGC1909)の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は冬でエリダヌス座にある反射星雲。
位置はβ星クルサとオリオン座のβ星リゲルを結んだ中間から南西へ約3分で「赤経05h06m54.0s/赤緯-07゚13’00”」
リゲルからは「赤経差-00h07m37.7s/赤緯差+0゚59’21″」
クルサからは「赤経差-00h00m58.0s/赤緯差-2゚07’47″」
明るさは13等級で大きさは180’x60′。
適正焦点距離は150~350㎜位。
明るいリゲルが視野に入ってゴーストの発生が気になる場合は縦画角で400mm位がおすすめ。
上下逆さにすると魔女の横顔になります。
天体情報
名称/種類 | IC2118/NGC1909/反射星雲 |
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和名 | 魔女の横顔星雲 |
英語名 | The Witch Head Nebula(ウィッチヘッド星雲) |
IC1396の位置 | 赤経05h06m54.0s/赤緯-07゚13’00” (J2000) |
光度/視野角 | 13等級/180’×60′ |
距離 | 900~1,000光年 |
季節/星座 | 冬の星座|エリダヌス座 |
エリダヌス座のメシエ | なし |
近くの恒星 | リゲル|クルフ|サイフ|ベラトリクス|ベテルギウス |
写真星図
IC2118(魔女の横顔星雲)の位置とエリダヌス座付近の天体がわかる写真星図です。
一眼レフ+カメラレンズ
CANON EOS KISS X2(改)+シグマ ズームレンズ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
ISO1600/F2.8/露出2分/37枚/FL換算約334mmと207mm

魔女の横顔星雲(IC2118/NGC1909)|SIGMA APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM+CANON EOS KISS X2(IRカットレス)+KENKO スターリーナイトフィルター|FL換算約334mm

魔女の横顔星雲(IC2118/NGC1909)|SIGMA APO70-200mm F2.8 EX DG OS HSM+CANON EOS KISS X2(IRカットレス)+KENKO スターリーナイトフィルター|FL換算約207mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2021年10月15日02時23分21秒~ |
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撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | Canon EOS Kiss X2|Amazonで探す(赤外線改造して使用) |
カメラレンズ | SIGMA 望遠ズームレンズ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM |
フィルター | Kenko スターリーナイトフィルター |
ISO/露光時間 | ISO1600/3分/27枚=総露光時間1時間21分(4860秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約334mm(上)と207mm(下) |
トリミング | 【上】「4272×2848」→「2578×1719」【下】「4272×2848」→「4159×2769」※共にweb用に圧縮 |
フラット処理 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | スカイメモS |
自動導入コントローラー | なし |
画像処理ソフト | ステライメージ9|Corel PaintShop Pro Uitimate 2021 |
画像処理方法 | ST9でRAWファイルを自動コンポジット→ホワイトバランス→カブリ補正→ソフトビニングフラット補正→ホワイトバランス→デジタル現像→星マスク→Paint Shopのデジタルノイズ処理→Corel Paint Shop版Denois AI(ノイズ低減AI)→センサーゴミの汚れ処理→トーンカーブ→スターシャープ星雲マスク→星雲のみトーンカーブ→リゲルを省いた星雲マスク→マルチバンドシャープ→星雲のホワイトバランス→コントラスト調整→全体のホワイトバランス |
コメント |
初めて魔女の横顔星雲を撮りましたけど、撮った時に思ったのが怖い!って感じでした。 夜中の山の上で一人でカメラのモニターに魔女が映るとゾクッとします(;・∀・) 実は前に一度チャレンジしたことがあったのですが、神野山の光害のせいで13等級の魔女の横顔はなかなか写らなかったんですよ。 そこでKenkoのスターリーナイトフィルターを取付けて撮影してみたのですが、1枚撮影して見て「写った!」と思い、スカイメモSで頑張って3分を27枚撮ってみました。 フィルターなしは白飛びして厄介だったのがこのフィルター1枚付けるだけでかなり効果があって驚きました! リゲルが凄くピカッと光っていますが、これはフィルターなしだとどうなるんだろう。 フィルターなしバージョンでリゲルがどう写るかも一度試してみようと思います。 凄く淡い星雲ですが一度は撮影してみたい天体ですね。 フィルターを付けるとカブリもあまり無くて画像処理が楽な気がしますね。 |