画像処理

ダーク減算せずに天体写真の簡単ホットピクセル除去(一眼レフ+短時間露光向き)

ダーク減算せずに天体写真の簡単ホットピクセル除去(一眼レフ+短時間露光向け)

一眼レフカメラで短時間露光している場合に向いている方法ですが、ダーク減算せずに簡単に綺麗にホットピクセルを完全除去できる消し方があったので記録しておきます。

熱ノイズ(熱カブリ)は処理できませんので、ミラーレスや長時間露光の場合はダーク減算しないと厳しい場合が多いと思います。

ミラーレスでも熱カブリが出なければできますし、冷却改造カメラならいいんでしょうね。

画像処理はステライメージ8でやってみますが、RAW現像前のベイヤー配列状態で「ホット/クールピクセル除去」機能を使うと殆どのホットピクセルが消えますので、残った少数のホットピクセルを選択範囲で囲ってガウスぼかしする方法です。

ワークフロー機能で作業を記録してバッジ処理した後に自動コンポジットしましたが、綺麗にホットピクセルが除去されて消した後も全くわかりません。

マスターダークを撮影してコンポジットする作業は凄く時間が掛かって面倒なのですが、この方法ならホットピクセルの量にもよりますが数分でできてしまいます。

初心者の僕も画像処理をしているとホットピクセルが気になるレベルになりました。

ただ、ダークファイルを撮影して減算するのは結構手間が掛かるので、今のところはこの方法でしばらくやってみようと思います。

  • 「天体撮影時に現地でカメラのダークノイズ処理機能を使うと倍の時間が掛かるので時間が勿体ない」
  • 「後からダークを撮影してコンポジットする時間と手間が面倒」
  • 「とりあえずホットピクセルだけ消えればそれでいい」

そんな方にお勧めな方法です。

動画で見る場合は下記からどうぞ。

簡単ホットピクセル除去後の天体写真ビフォーアフター

最初に簡単ホットピクセル除去のビフォーアフターの天体写真をお見せしておきます。

下記は一眼レフカメラのPENTAX-KPで撮影したさそり座の星景写真のホットピクセル付近を最大限に拡大した写真です。

ISO3200/F4.5/1分/気温約25℃です。

簡単ホットピクセル除去を行ったビフォーアフターの天体写真です。左が除去前で右が除去後です。右はどこにホットピクセルがあったか全くわかりませんよね?

【左】除去前 【右】除去後

右の除去後にはホットピクセルの痕跡が全くわからないと思います。

少なくても僕の目にはわかりません。

数分の作業でこれだけ自然にホットピクセルが消えます。

天体写真の簡単ホットピクセル除去のやり方

ステライメージ8の「ホット/クールピクセル除去」機能で無数のホットピクセルの殆どが消えるので、残った少数のホットピクセルを選択範囲で囲ってガウスぼかしでぼかす作業です。

※ワークフロー機能で作業をコピーしながらやります。

ベイヤー配列状態で「ホット/クールピクセル除去」機能を使う

RAWファイルの天体写真をカラー化前のベイヤー配列状態で開きます。

「フィルタ」→「ホット/クールピクセル除去」で設定画面を開いて、今回はしきい値=「10%」として除去します。

RAWファイルをベイヤー配列状態で開いてステライメージ8の「ホット/クールピクセル除去」機能をしきい値10%にする。

これで無数にあったホットピクセルの殆どは消えますが、今回は10数個程残りました。

どの位消えているかはこのベイヤー配列状態の天体写真ではわかりにくいので、別途ダークファイルでお見せしますね。

下記はISO1600/露光2分/30℃でのPENTAX KPのダークファイルをカラー化したホットピクセルが無数に確認できる写真です。

100個以上?ホットピクセルがあります。

一眼レフカメラPENTAX KPで気温30℃でISO1600を2分露光したダークファイルの除去前のホットピクセルです。拡大してみると無数にホットピクセルが確認できます。

【除去前】一眼レフカメラPENTAX KPで気温30℃でISO1600を2分露光したダークファイルのホットピクセルです。

上記のダークファイルをベイヤー配列状態で「ホット/クールピクセル除去」した後にカラー化したダークファイルが下記です。

ベイヤー配列状態で「ホット/クールピクセル除去」をした後のホットピクセルの数は10個程度になりました。

ベイヤー配列状態で「ホット/クールピクセル除去」をした後のホットピクセルの数は10個程度になりました。

この10数個程度のホットピクセルならこれから行う作業で楽に除去できる範囲だと思います。

※カラー化した後に「ホット/クールピクセル除去」機能を使ってもホットピクセルは殆ど消えません。カラー化前のベイヤー配列状態で行って下さい。

少しだけ残ったホットピクセルを選択範囲で囲んでガウスぼかしする

ベイヤー配列状態での「ホット/クールピクセル除去」が終わったらカラー化します。

※これから行う作業はベイヤー状態でも良いかと思いますが、ベイヤー状態だとホットピクセルがわかりにくいのでカラー化してから僕はやってます。

カラー化してホワイトバランスを合わせてから、ある程度拡大してホットピクセルを見つけて、選択範囲で囲んでガウスぼかしを掛けていきます。

何となく僕はガウスぼかし「25」でやってます。

天体写真の中から赤いホットピクセルを見つけ出して選択範囲で囲みます。

ホットピクセルを見つけ出して選択範囲で囲みます。

選択範囲で囲んだホットピクセルにがうすぼかしを掛ける

ガウスぼかし「25」でホットピクセルをボカシました。

他のホットピクセルも同様に囲んでぼかして下さい。

終わればワークフローを記録しているので「バッジ実行」で自動でソフトに100枚でも200枚でも処理してもらいます。

バッジ処理で全てのファイルに対して 同じ作業を自動でやってもらいます

バッジ処理で全てのファイルに対して同じ作業を自動でやってもらいます

バッジが実行された後の天体写真を自動コンポジットすればOKです。

ステライメージ8

僕は地上固定+星空追尾の星景写真から天体望遠鏡で撮影した天体写真まで全てステライメージ8で画像処理しています。

残ったホットピクセルが多過ぎるとこの消し方はやってられない

今回自分のカメラ(PENTAX KP)で撮影した天体写真で試してみましたが、この消し方で簡単にホットピクセルが除去する事ができました。

カメラとか撮影条件とかによって、ステライメージ8の「ホット/クールピクセル除去」でも多くのホットピクセルが残ってしまうならやってられないかと思います。

いろんなカメラで試した訳ではないので何とも言えませんが、基本的にミラーレス機は小型なので熱がこもり易くて熱カブリが出易いと思います。

また、長時間露光した写真は熱カブリが酷いと思います。

そんな場合はダーク減算するか?若しくは何かしらの画像処理をしないといけないかと思います。

冷却カメラに改造している場合は別でしょうけど。

僕は基本的に一眼レフカメラで短時間露光で撮影しているので、熱カブリの影響が殆どないのでそういう方向けの方法かと思います。

ベテランさんからするとこんな処理はダメだ!って言われるかもしれませんが、今の僕のレベルではこれで十分なホットピクセル除去です。

初心者の内はこういうところに神経を取られると嫌になってしまうので、ホットピクセルが気になるけどダーク減算は面倒な場合は試してみて下さい。

ステライメージ8でやる天体写真の簡易ホットピクセル除去でした。

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こういうので星空写真を撮ってみたい。

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