NGC7723の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は秋でみずがめ座にある棒渦巻銀河。
位置はω2星の北西で「赤経23h38m54.0s/赤緯-12゚58’00”」
ω2からは「赤経差-00h03m49.2s/赤緯差+1゚34’41″」
δ星スカトからは「赤経差-00h03m49.2s/赤緯差+1゚34’41″」
みなみのうお座のα星フォーマルハウトからは「赤経差+00h41m10.3s/赤緯差+16゚39’40″」
くじら座のβ星ディフダからは「赤経差+00h41m10.3s/赤緯差+16゚39’40″」
明るさは11.1等級で大きさは「3.5′×2.3′」
適正焦点距離は2500~15000㎜位。
一眼カメラと天体望遠鏡で撮影して随時更新します。
天体情報
名称/種類 | NGC7723/棒渦巻銀河 |
---|---|
位置 | 赤経23h38m54.0s/赤緯-12゚58’00″(J2000) |
光度/視直径 | 11.1等級/3.5′×2.3′ |
距離 | 80,000,000光年 |
季節/星座 | 秋の星座|みずがめ座(水瓶座) |
水瓶座のメシエ | 【球状星団】M2|M72【散開星団】M73 |
近くの恒星 | デネブカイトス|フォーマルハウト|サダルメリク |
写真星図
NGC7723の位置と「みずがめ座」付近の天体がわかる写真星図です。
一眼レフカメラ+反射望遠鏡
リコーPENTAX KP+ミードLXD55
ISO25600/F5/露出30秒/104枚/FL換算約1214mmと2750mmと8042mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2020年08月17日00時28分14秒~ |
---|---|
撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | リコー PENTAX KP |
反射望遠鏡 | MEADE LXD55(D=152mm F=762mm)F5:シュミット・ニュートン式 |
フィルター | なし |
ISO/露光時間 | ISO25600/30秒/104枚=総露光時間52分(3120秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約【上】1214mm【中】2750mm【下】8042mm |
トリミング | 【上】なし「5665×3767」※リサイズあり【中】「5665×3767」→「2500×1663」【下】「5665×3767」→「855×568」の後に「1920×1276」にサイズアップ |
フラット処理 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | ビクセン SP赤道儀 スーパーポラリス |
コントローラー | ビクセン スカイセンサー2000PC(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | Digital Camera Utility5|ステライメージ8|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | Digital Camera Utility5でRAW現像→ST8で自動コンポジット→ホワイトバランス→カブリ補正→ソフトビニングフラット補正→レベル補正→ホワイトバランス→星マスク→ノイズ処理→バックグラウンドスムース→トーンカーブ→星マスク減算星雲マスク→マルチバンドシャープ→マルチバンドウェーブレット→Lab色彩補正→中心部くり抜き星マスク→Lab色彩補正→恒星だけホワイトバランス→星雲のみホワイトバランス→星雲のみトーンカーブ→Corel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI) |
コメント |
NGC7723は思ったよりも小さかったです。 元々の焦点距離が762mmでAPS-Cのカメラセンサーなので1143mm位での撮影ですが、ノイズが少なければトリミングでかなり拡大できたので意外にもまずまずの大きさにできました。 色合いはホワイトバランスを合わせて均等に強調しましたが、他の方の天体写真を見てると青っぽかったり白っぽかったり赤っぽかったりと色々あるので何が正解なのかちょっとわかりません。 シュミットカセグレンなどでもっと長い焦点距離で撮影すると分離できるのかもしれませんね。 まぁその場合はオートガイドが必須になりますけど。 今回は画像処理でマルチバンドシャープやウェーブレットを使ってみました。 銀河の画像処理では結構使えると思います。 ボヤっとした写真がクッキリするので、銀河部分だけマスクを掛けて使用すると良い感じになり易いと思います。 これからもっと多用してみようと思いました。 とにかく15㎝F5の反射望遠鏡でも視直径「3′.5×2′.3」の大きさでもある程度撮影可能な事がわかったのでちょっと嬉しい! 撮影できる天体の幅が広がりました。 |