NGC2359(トールの兜星雲)の位置や星図と天体写真や撮影データです。
冬の星座おおいぬ座の散光星雲。
位置はα星シリウスといっかくじゅう座のα星の中間位で、光度は9等級で視直径は8’位。
すぐ西側に重なるように淡い散光星雲IC468がありNGC2359とIC468でSh2-298となっている。
中心付近に超高温の巨星HD56925(WR7)がある。
適正焦点距離は単体では800~2,500mm位。
300mm位で撮るとかもめ星雲(IC2177+NGC2327)も視野に入るがトールの兜星雲がかなり小さくなる。
天体情報
名称/種類 | NGC2359(Sh2-298)「トールの兜星雲」「トールのヘルメット星雲」「アヒル星雲」/散光星雲 |
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英語 | 「Thor’s Helmet Nebula」「Duck Nebula」 |
NGC2359(トールの兜星雲)の位置 | 赤経07h18m31.0s/赤緯-13゚13’08″(J2000) |
HD56925(WR7)の位置 | 赤経07h18m29.1316s/赤緯-13゚13′01.507″(J2000) |
光度/視直径 | 9等級/8′ |
距離 | 11,970光年 |
季節/星座 | 冬の星座|おおいぬ座 |
近くの恒星 | シリウス |
星図 | NGC2359周辺の星図(www.astro.cz) |
写真星図
NGC2359(トールの兜星雲)の位置とおおいぬ座周辺の天体がわかる写真星図です。
反射望遠鏡
リコーPENTAX KP+ミードLXD55
ISO25600/F5/露出30秒/189枚/FL換算約1157mmと2451mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2021年11月05日01時30分23秒~ |
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撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | リコー PENTAX KP |
レンズ | MEADE LXD55(D=152mm F=762mm)F5:シュミット・ニュートン式 |
フィルター | Kenko スターリーナイトフィルター |
露光時間 | ISO25600/F5/30秒/189枚=総露光時間1時間34分30秒(5670秒) |
NR | off |
焦点距離 | フルサイズ換算約【上】1157mm【下】2451mm |
フラット補正 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | ビクセン SP赤道儀 スーパーポラリス |
自動導入コントローラー | ビクセン スカイセンサー2000PC |
画像処理ソフト | ステライメージ9|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | ST9で自動コンポジット→レベル調整→ホワイトバランス→ソフトビニングフラット補正→星マスク→ノイズ処理→デジタルノイズ処理→Corel paintshop版のDeNoise AI(ノイズ低減AI)→恒星周りと星雲のマスク→Lab色彩調整→ミニマムフィルター星雲マスク→Lab色彩調整→ホワイトバランス→トーンカーブ→センサーカブリ調整 |
コメント |
以前にフィルターなしでトールの兜星雲を撮影した時は周辺は殆ど写ってなかったのでボツにしたのですが、今回は同じ機材にスターリーナイトフィルターでチャレンジしてみたらきっちり写ってくれました。 ノーマルカメラなので赤い部分が少し物足りないですが周辺まで写って嬉しい! さすがにIC468は殆どわからないですが、そこは次回の目標としておきます。 オートガイドがあればもっともっと露光してモクモクにできるかもしれないですね。 神野山位の軽めの光害ではこのスターリーナイトフィルターが良い感じです。 もう天体望遠鏡に取り付けておくのが当たり前になってきました。 |