NGC660の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は秋でうお座にある極リング銀河(Polar Ring Galaxy)。
位置はη星アルフェルグの近くで「赤経01h43m00.0s/赤緯+13゚38’00”」
アルフェルグからは「赤経差+00h12m20.2s/赤緯差+0゚04’40″」でα星アルリシャからは「赤経差-00h19m00.3s/赤緯差+10゚52’28″」
M74からは「赤経差+00h06m17.7s/赤緯差-2゚09’05″」でおひつじ座のα星ハマルからは「赤経差-00h30m32.0s/赤緯差-7゚40’15″」
明るさは10.8等で大きさは「8.5’×3.2」位。
適正焦点距離は1500~4500㎜位がおすすめ。
中心部の北側にX字の暗黒帯があり、極方向にリング状に渦の腕が伸びている珍しいタイプの系外銀河。
一眼カメラと天体望遠鏡で撮影して随時更新します。
天体情報
名称/種類 | NGC660(PGC6318/LEDA6318/UGC1201)/極リング銀河(Polar ring Galaxy) |
---|---|
位置 | 赤経01h43m00.0s/赤緯+13゚38’00″(J2000) |
光度/視直径 | 10.8等/8.5’×3.2 |
距離 | 45,000,000光年 |
季節/星座 | 秋の星座|うお座 |
うお座のメシエ | 【銀河】M74 |
近くの恒星 | アルレシャ|ハマル|アルフェラッツ|メンカル |
写真星図
NGC660の位置とうお座付近の天体がわかる写真星図です。
一眼レフカメラ+反射望遠鏡
リコーPENTAX KP+ミードLXD55
ISO25600/F5/露出30秒/117枚/FL換算約1256mmと3581mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2020年10月20日21時12分58秒~ |
---|---|
撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | リコー PENTAX KP |
反射望遠鏡 | MEADE LXD55(D=152mm F=762mm)F5:シュミット・ニュートン式 |
フィルター | なし |
ISO/露光時間 | ISO25600/30秒/117枚=総露光時間58.5分(3510秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約【上】1256mm【下】3581mm |
フラット処理 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | ビクセン SP赤道儀 スーパーポラリス |
コントローラー | ビクセン スカイセンサー2000PC(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | Digital Camera Utility5|ステライメージ8|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | Digital Camera Utility5でRAW現像→ST8で自動コンポジット→レベル補正→ホワイトバランス→カブリ補正→ソフトビニングフラット補正→レベル補正→ホワイトバランス→星マスク→ノイズ処理→トーンカーブ→レベル補正星雲マスク→カラーバランス→明部星雲マスク→マルチバンドシャープ→Lab色彩調整→暗部星雲マスク→カラーバランス→Corel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI)→カブリ補正→カラーバランス→ミニマムフィルター星雲マスク→コントラスト調整→背景マスク→コントラスト調整→星マスク→恒星のみセルフHDR→レベル補正 |
コメント |
ずっと気になっていたNGC660を一回撮って見たかったので撮影しました。 けど!?大体の天体はISO25600/F5/30秒で大体写るのですが、この銀河は中心部は写るのですが周辺の渦の腕部分が凄く淡くて写せきれませんでした・・・ かなり強調してみたのですが、背景ノイズが目立つのでそこそこの強調で断念。 もっとコンポジットすれば良いのでしょうが、そもそもが1枚当たりの露光時間が足りないみたいです。 オートガイドないしなぁ。 次はISO25600/1分露光にするか?ISO51200/30秒にするか。 ただ、僕の撮影地ではISO25600/1分とかは真っ白に白飛びしちゃうので、もうちょっと暗い場所に行った時に撮影する必要があるかも。 若しくはオートガイドで光害カットフィルターですかね? 凄く変わった銀河なのでウキウキしていたのですが思ったように写真にできず残念です。 NGC660を撮影する時は周辺の淡い部分に着目して撮影してもらうと良いかと思います。 中心部が写っているからと安心してはなりませんよ! |