画像処理

やってみよう!天体写真のコンポジット(加算平均)のやり方

やってみよう!天体写真のコンポジット

天体写真の画像処理をしているとコンポジットって言葉を見たり聞いたりした事があると思います。

僕も最初は何それ?って感じだったのですが、理論はともかくランダムノイズが減って写真が綺麗になるとの事だったので、コンポジットのやり方を聞いて言われた通りにやってみたんです。

するとめちゃノイズ減るじゃん!って事で今ではコンポジット前提で天体写真を撮影しています。

なので初心者の皆さんもぜひコンポジットしてみて下さい。

天体写真が劇的に綺麗になりますよ。

スポンサーリンク

コンポジットとは

コンポジットとは、英語では「COMPOSITE=合成・重ねる」って事です。

天体写真で良く使うコンポジットには「減算法」「除算法」「加算平均合成」「比較明合成法」などがあります。

でも、天体写真の世界でコンポジットと言うと、基本的に「加算平均合成」の事をコンポジットと言っている感じですね。

各種の呼び方はこんな感じ。

なので「加算平均コンポジット」と言う方が正確なんだと思います。

よって、ここでは加算平均合成について説明していこうと思います。

加算平均コンポジットの効果

加算平均コンポジットをするとランダムノイズが減る効果があります。

どの位ノイズが軽減されるか実際に見る方が早いですね。

下記はISO25600で撮影したM31(アンドロメダ銀河)のコンポジット比較画像です。

ホワイトバランスとトーンカーブを画像処理しただけで、フラット補正はしていません。

4枚加算平均コンポジットした比較画像

左がコンポジットなしで右が4枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

左がコンポジットなしで右が4枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

左がコンポジットなしで右が4枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の拡大比較画像です。

左がコンポジットなしで右が4枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の拡大比較画像です。

8枚加算平均コンポジットした比較画像

左がコンポジットなしで右が8枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

左がコンポジットなしで右が8枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

左がコンポジットなしで右が8枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の拡大比較画像です。

左がコンポジットなしで右が8枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の拡大比較画像です。

14枚加算平均コンポジットした比較画像

左がコンポジットなしで右が14枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

左がコンポジットなしで右が14枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

左がコンポジットなしで右が14枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の拡大比較画像です。

左がコンポジットなしで右が14枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の拡大比較画像です。

1-4-8-14枚加算平均コンポジットした比較画像

左から1枚、4枚、8枚、14枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

左から1枚、4枚、8枚、14枚コンポジットしたM31(アンドロメダ銀河)の比較画像です。

加算平均コンポジット何枚が良い?

僕は原理はよくわかりませんが、画像の質?滑らかさ?を表すSN比(シグナルノイズ比)は、N枚を加算平均コンポジットすると√N倍で向上していくらしいです。

要するに4枚加算平均コンポジットすると元の画像の2倍のSN比になり、9枚だと3倍、16枚だと4倍、36枚だと6倍、64枚だと8倍、100枚だと10倍、144枚だと12倍、196枚だと14倍、256枚だと16倍S/N比が向上していく形。

なのでコンポジットすればする程滑らかな写真になるんですが、256枚も撮影するのは現実的じゃないですよね。

とにかく最終的に自分が納得いく画質になればいいのですが、言える事はISO感度が低ければ少な目で済み、ISO感度が高ければ多くコンポジットした方が良い。

ただ、何枚くらいまでなら撮影できるかと言うと、1天体に付き64枚位までが現実的じゃないでしょうか?

僕の場合オートガイドをしていないので、焦点距離1000㎜だと長時間露光(1分以上)すると星が流れてしまいます。

なので普段望遠鏡による焦点距離1000㎜の場合は45秒以下を基準に撮影しています。

45秒以内で星雲をあぶり出さなければならないので、ISO感度は25600などで撮影する形になります。

やはりISO25600だと1枚の写真がザラザラして画質が悪いので、こういう場合は64枚撮影して加算平均コンポジットする感じになるかなぁと思い、撮影しています。

ベテランの方々はオートガイドを使って撮影しているので、長時間露光が可能。

そうなるとISO感度を低め(1600や3200など)にして1天体辺り数分~数十分露光して1枚の写真の質を上げ、コンポジットは8枚位にするなどが可能になってくると思います。

これはご自身のカメラなどの撮影機材で試行錯誤するしかないと思いますが、とにかく言える事はご自身が納得いく画質に仕上げれば良いって事ですね。

ISO感度が低ければ少ないコンポジットで可能、ISO感度が高ければ多くのコンポジットが必要。

また、ベテランさんに聞いてみると、ISO感度はいくらにせよ、1天体辺り少なくとも1時間は掛けて撮影するとおっしゃってました。

コンポジットはそういう感じで考えて撮影すれば良いと思います。

テストする場合は多めに撮影して確認してみると良いでしょうね。

それと天体写真で良く話題になる総露出時間が同じ場合に「低感度小枚数」と「高感度多枚数」ではどっちが綺麗か?って疑問があったのですが、先日テストしてみたので良かったら参考にして下さい。

加算平均コンポジットのやり方

加算平均コンポジットは普通のよくある画像処理ソフトでは殆どできないと思います。

そこで僕が使っているソフトでコンポジットのやり方をご説明しようと思います。

DPP4(Digital Photo Professional 4)での手動コンポジットのやり方

これはCANONのカメラを購入した時についてくるソフトです。

ネットでも下記からダウンロードできますが、シリアルナンバーが必要だと思います。

キャノンのカメラがない場合は家電量販店やメーカーで販売しているので(2500円位?)、それを購入しても良いと思います。

僕は初めて加算平均コンポジットした時はこのDPPを使っていました。

使い方が凄く簡単なので初心者の方にはおすすめだと思います。

扱えるファイル形式はRAW(CR2)とTIFF16bit、TIFF8bit、JPEGなどです。

キャノン以外のカメラであればTIFF16bitに変換してから使用する形です。

これは手動で位置合わせをする手動コンポジットです。

DPP4による手動コンポジットのやり方は下記からどうぞ。

ステライメージ8で自動コンポジット

ステライメージ8はなんと言っても自動コンポジットができる優れものです。

これを使うと手動で位置合わせをしなくても良いので凄く楽ちんです!

結構高いですが、導入する価値はあると思いますよ。

初回は3万円位します。

2~4年で新作が出る感じですが、旧作を持っていればアップデートが安くできるので助かります。

天体写真の画像処理でやりたいことが殆どできるので非常に便利です。

あらゆるメーカーのRAWファイルが処理できますし、常時アップデートしてくれます。

ステライメージ8での天体写真の自動コンポジットのやり方は下記からどうぞ。

ちなみにステライメージ8での惑星などの動画の自動コンポジットはこんな感じです。

コンポジットは天体写真に必須

jpeg撮って出しにしてもRAW撮影にしても、とにかくコンポジットは天体写真に必須だと思います。

天体写真は普通の写真のようにただ撮影するだけではなかなか思うような写真になりません。

いろんな画像処理を使って美しくする形となりますので、画像処理のテクニックが非常に重要ですね。

是非とも皆さんもコンポジットを利用して、ご自身が納得いく写真に近づけて下さい。

僕も画像処理はまだまだ初心者なので、もっと勉強していきます。

photoshop欲しいなぁ。

P.S

コンポジットするには赤道儀がないと厳しいと思います。

まだ赤道儀を購入していない場合は下記の選び方も良ければ一度読んでみて下さい。

天体写真は赤道儀があるとホントに良いですよ!

スポンサーリンク

天体写真ナビ

コメントを残す


CAPTCHA