燃える頭蓋骨星雲(Sh2-68)の位置や星図と天体写真や撮影データです。
季節は夏でへび座にある惑星状星雲。
位置は蛇の尾部にあるη星の北東で「赤経18h25m11.5s/赤緯+00゚51’18″(J2000)」
η星からは「赤経差+00h03m51.8s/赤緯差+3゚45’36″」
へびつかい座のβ星ケバルライからは「赤経差+00h41m45.2s/赤緯差-3゚41’16″」、α星ラスアルハゲからは「赤経差+00h50m22.1s/赤緯差-11゚40’31″」
わし座のα星アルタイルからは「赤経差-01h25m31.2s/赤緯差-8゚03’41″」
明るさは16.5等級で大きさは8’×8′で淡い部分まで入れると24’×12′位ありそうです。
適正焦点距離は700~2500㎜位。
中心部がグリーンで周囲に赤い尾を引いています。
天体情報
名称/種類 | Sh2-68/惑星状星雲 |
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和名 | 燃える頭蓋骨星雲 |
英語 | The Flaming Skull Nebula(フレーミングスカル) |
位置 | 赤経18h25m11.5s/赤緯+00゚51’18″(J2000) |
光度/視野角 | 16.5等級/8’×8’(24’×12’) |
距離 | 650~1,630光年 |
季節/星座 | 夏の星座|へび座 |
へび座のメシエ | 【散光+散開】M16(わし星雲)【球状星団】M5 |
近くの恒星 | ラスアルハゲ|アルタイル|サビク|アンタレス |
写真星図
Sh2-68(燃える頭蓋骨星雲)の位置とへび座付近の天体がわかる写真星図です。
一眼レフ+反射望遠鏡
リコーPENTAX KP+ミードLXD55
ISO25600/F5/露出30秒/173枚/FL換算約1494mmと2139mm
上の撮影データ
撮影日時 | 2022年04月09日01時31分04秒~ |
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撮影場所 | フォレストパーク神野山 |
カメラ | リコー PENTAX KP |
反射望遠鏡 | MEADE LXD55(D=152mm F=762mm)F5:シュミット・ニュートン式 |
フィルター | なし |
ISO/露光時間 | ISO25600/30秒/173枚=総露光時間1時間26分30秒(5190秒) |
ノイズリダクション | off |
焦点距離 | FL換算約【上】1494mm【下】2139mm |
フラット処理 | ソフトビニングフラット補正 |
ダーク減算 | なし |
コンポジット | 加算平均コンポジット |
赤道儀 | ビクセン SP赤道儀 スーパーポラリス |
コントローラー | ビクセン スカイセンサー2000PC(オートガイドなしで赤道儀追尾のみ) |
画像処理ソフト | ステライメージ9|Paint Shop Pro 2021 Ultimate |
画像処理方法 | ST9でライトフレームのみ自動コンポジット→ホワイトバランス→RGB分解ソフトビニングフラット補正→デジタル現像→星マスク→ノイズ処理→RGB分解→それぞれCorel PaintShopのDenoise AI(ノイズ低減AI)→センサーゴミ痕消し→RGB合成→ホワイトバランス→恒星と星雲のマスク→カラーバランス及びLab色彩調整→恒星中心部のみカラーバランス→トーンカーブ |
コメント |
燃える頭蓋骨星雲は淡いですね!? いつもの撮影設定では撮った時何も映っていませんでした。 重ねれば画像処理で浮き出てくるかと思ったのですが、かなり強調しても殆ど浮き出て来ずダメでした。 後で調べたら何と16.5等級(;’∀’) 頭蓋骨の部分は緑と赤でできているみたいなんですが、その赤が本体の2~3倍長いみたいなので結構大きいみたい。 ちょっと僕のF5の望遠鏡とノータッチガイド&ノーマルカメラでは撮るのは困難みたいなので、今度明るいカメラレンズで撮ってみようかと思います。 300mm位で全体が写ってくれればトリミングすればそこそこイケるんじゃないかと思います。 今年もう1回狙って全体像を撮ってみるぜ! |
4.撮影時に見ておきたいSh2-68(燃える頭蓋骨星雲)
Stellar Scenes | Sh2-68(へび座の惑星状星雲) |
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CCD Images of The Sharpless Catalog | SH2-68 (Sharpless 68 ) |
NOIRLab | Planetary Nebula Sh2-68 |
The Planetary Society | Sh2-68:The Flaming Skull Nebula |