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Sh2-103(網状星雲/はくちょう座ループ)

Sh2-103(網状星雲/はくちょう座ループ)

Sh2-103(網状星雲/はくちょう座ループ)の位置や星図と天体写真や撮影データです。

季節は夏ではくちょう座にある超新星の残骸。

NGC6960(魔女のほうき/網状星雲西側)NGC6992(網状星雲東側)+NGC6995+IC1340+NGC6974+NGC6979+ピケリングトライアングル+南東の結び目などで構成されている。

位置はε星アルジャナーの近くで「赤経20h50m32.5s/赤緯+30゚55’24″(J2000)

ε星アルジェナーからは「赤経差+00h04m21.9s/赤緯差-3゚02’42″」

ζ星からは「赤経差-00h22m25.3s/赤緯差+0゚41’14″」

γ星サドルからは「赤経差+00h28m04.9s/赤緯差-9゚19’05″」

明るさは8~9等級で大きさは「180′

適正焦点距離は150~500㎜位。

一眼カメラとカメラレンズで撮影して随時更新します。

天体情報

Sh2-103の天体情報
名称/種類 Sh2-103(網状星雲/はくちょう座ループ)/超新星残骸
英語名 「Veil Nebula」「Cygnus Loops」
中心位置 赤経20h51m59.8s/赤緯+30゚58’38″(J2000)
距離 1,470~2,100光年
光度/視直径 8~9等級/180′
季節/星座 夏の星座はくちょう座(白鳥座)/Cygnus(キグナス)
はくちょう座のメシエ 【散開星団】M29M39
近くの恒星 ギェナー|デネブ|サドル|ベガ|アルタイル|アルデミラン
星図 はくちょう座周辺の星図(www.astro.cz)

写真星図

Sh2-103(網状星雲/はくちょう座ループ)の位置や「はくちょう座」付近の天体がわかる写真星図です。

Sh2-103(網状星雲/はくちょう座ループ)の位置と「はくちょう座」付近の天体わかる写真星図

Sh2-103(網状星雲/はくちょう座ループ)の位置と「はくちょう座」付近の天体わかる写真星図

Sh2-103(はくちょう座ループ)の写真星図です。左側が網状星雲東側(NGC6992+NGC6995+IC1340+南東の結び目)で右側が網状星雲西側(魔女のほうき)でNGC6960です。中央北側にピケリングトライアングルがあります。上が天の北極で焦点距離はフルサイズ換算約524mm。

Sh2-103(はくちょう座ループ)の写真星図|【左】網状星雲東側(NGC6992+NGC6995+IC1340+南東の結び目)【右】網状星雲西側(魔女のほうき)NGC6960【右上】ピケリングトライアングル【左下】南東の結び目|FL換算約524mm

一眼レフ+カメラレンズ

リコーPENTAX KP+TAMRONズームレンズAF18-200mmF3.5-6.3 XR DiII

ISO12800/F6.3/露出2分/39枚/FL換算約310mm/524mm

この天体写真は2021年09月09日に撮影した「はくちょう座」にあるSh2-103(はくちょう座ループ)と言う超新星の残骸です。右下はNGC6960(魔女のほうき/網状星雲西側)、左上はNGC6992(網状星雲東側)です焦点距離は310mm。

【全体】Sh2-103(はくちょう座ループ)【右下】NGC6960(魔女のほうき/網状星雲西側)【左上】NGC6992(網状星雲東側)|FL換算約310mm

この天体写真は2021年09月09日に撮影した「はくちょう座」にあるSh2-103(はくちょう座ループ)と言う超新星の残骸です。右下はNGC6960(魔女のほうき/網状星雲西側)、左上はNGC6992(網状星雲東側)です焦点距離は524mm。上が天の北極。

【全体】Sh2-103(はくちょう座ループ)|FL換算約524mm【右下】NGC6960(魔女のほうき/網状星雲西側)【左上】NGC6992(網状星雲東側)|上が天の北極

上の撮影データ
2021年09月09日の撮影データ
撮影日時 2021年09月09日22時18分09秒~
撮影場所 フォレストパーク神野山
レンズ TAMRON 高倍率ズームレンズ AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII キヤノン用 APS-C専用 A14E
カメラ リコー PENTAX KP
フィルター なし
露光時間 ISO12800/2分/39枚=総露光時間4680秒(78分)
NR off
焦点距離 FL換算約【上】310mm【中】524mm
トリミング 【上】4000×2674【下】3451×2301※全てweb用にリサイズ
フラット処理 ソフトビニングフラット補正
ダーク減算 なし
コンポジット 加算平均コンポジット
赤道儀 スカイメモS
自動導入コントローラー なし
画像処理ソフト ステライメージ9|Corel PaintShopPro Ultimate2021
画像処理方法 RAWを自動コンポジット→ホワイトバランス→レベル調整→ST9の周辺減光処理を少しだけ→ソフトビニングフラット補正→ホワイトバランス→星マスク→ノイズ処理→RGB分解→RGBそれぞれ星マスク→それぞれノイズ処理(青だけ若干シャープ)→RGB合成→トーンカーブ→デジタル現像→恒星中心部のホワイトバランス→恒星周りのホワイトバランス→RGB合成→ミニマムフィルター星雲マスク→星雲のホワイトバランス→星雲をLab色彩調整→青ハロ除去→RGBそれぞれCorel PaintShopでDenoise(ノイズ低減AI)→RGB合成→ガウスぼかしマスク→コントラスト調整
コメント

300mmのカメラレンズで天頂の網状星雲を視野に入れるの結構難しいですね。

撮って確認しようにも星雲が淡いので102400/10秒位で撮って初めて位置がわかりました(;’∀’)

見つけ方はε星のギェナーのちょっと南なので、アルジャナーを視野の上に入れると入ってくる感じですね。

ISO12800/F6.3/2分で網状星雲を撮った時のヒストグラムは真ん中よりやや右側位までになっていて、これ以上露光すると白飛びするのでそれで撮影。

コンポジットしてレベル強調して殆ど網状星雲が写ってなかったのでビビりました(;’∀’)

神野山では9等級の網状星雲をノーマルカメラで撮る場合は星雲が光害に負けてしまうので光害カットフィルターがあった方が良いと思いました。

左右の西側と東側は何とか画像処理で出ましたが、ピケリングトライアングルと南東の結び目などは殆ど出ず。

今度はステーリーナイトフィルターかナローバンドフィルターを付けて撮影してみたいです。

改造カメラにすれば赤い部分も映るのでそれでも良さそうですね。

でもノーマルカメラのままフィルターでどうなるのかやってみようと思います。

ノーマルで撮影して別途Hαのナローバンドフィルターで高感度で撮って合成するのもやってみたい。

神野山ではノーマルカメラでは8~9等級位までが良いかもしれません。

淡い星雲は難しいですね。

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