この計算機はモバイルバッテリーに繋いだ時に何時間使用できるかを自動計算します。
現在殆どのモバイルバッテリーは1セル3.7Vですが7.4Vの製品も出てきましたね。
1セルは3.7Vですが出力が5V/9V/12Vなっていると言う事は昇圧している形ですね。
本体が各電圧に昇圧してくれるモバイルバッテリーもありますし、別途昇圧コンバータを使う事で電圧を上げる事ができます。
自分のカメラやスマートフォン、レンズヒーター等々の機材が何時間使えるか?何時間持つのか?及び3.7V/5V/7.4V/9V/12V時の放電容量(mAh)を確認する時に使って下さい。
モバイルバッテリーの使用時間と放電容量の計算
あなたのモバイルバッテリーの「放電容量(mAh)」と「定格電圧(V)」(殆どが3.7Vです)を入力。
「使用する機器の電圧(V)」と「電流(A)」を入力してもらうと何時間使用できるか?及び3.7V/5V/7.4V/9V/12V時の放電容量(mAh)が計算されます。
※使用時間については変換効率をデフォルトで85%にしていますが必要に応じて変更できます。
モバイルバッテリーの表記の見方
総電力量(Wh)の計算
下記のバッテリーで容量が大きい方はどっちだと思いますか?
- 「10,000mAh」
- 「6,400mAh」
正解はわからないです。
って言うのも容量って普通「電力量(Wh)」の事を言うと思うのですが、上に書いてあるのは放電容量(mAh)だけです。
放電容量(mAh)は電圧(V)によって変動しますので電力量(Wh)はわからないんです。
現在多くのモバイルバッテリーの定格電圧(V)は3.7Vなのですが、中には7.4Vの製品もあります。
下記ならどうでしょう?
- 「3.7V/10,000mAh」
- 「7.4V/6,400mAh」
これでもわかりにくいですが一応計算できるようになります。
上の計算機で計算してもらえればわかりますが、
- 「3.7V×10A=37Wh」
- 「7.4V×6.4A=47.36Wh」
こんな感じで下の方が47.36Whあるので大容量になります。
殆どの製品はどこかに定格電圧(V)が書いてあると思うので、それをチェックしてもらえればと思います。
7.4Vのモバイルバッテリーはほぼ間違いなく表記があると思いますが、3.7Vの場合は表記がない時もあるのでその場合は3.7Vだと思って計算すれば良いかと思います。
ここで言っている電圧は定格電圧(V)です。
出力電圧とは違います。
「5V/12V/10000mAh!」と書いてあったとしてもそれは恐らく出力電圧が5V/12Vだと思うので、定格電圧は別にどこかに書いてあるので探してみて下さい。
「60Wh」などと分かり易く電力量が書いてあるモバイルバッテリーもありますよ。
放電容量(mAh)の計算
上で書いた通りモバイルバッテリーは3.7Vと7.4Vがあるのですが、殆どの場合は3.7Vです。
なぜかモバイルバッテリーを購入する場合放電容量(mAh)だけしか書いてない物が多いです。
そこで良く勘違いするのが「10,000mAh」と書いてあると2,000mAhのスマホ等を5回充電できると思いがちです。
「10,000÷2,000=5」
単純にこういう計算ではないです。
モバイルバッテリーの1セル辺りの定格電圧が3.7Vで出力ポートが5Vとなっていたりします。
3.7Vを5Vに昇圧して出力しているんですね。
上の計算機で計算してもらえればわかりますが、
3.7V/10,000mAhを5Vに変換すると
- 「(3.7V÷5V)×10,000mAh=7,400mAh」
となります。
だから5V/2,000mAhのスマホを充電するなら3回で6,000mAhになるので、変換効率を考えると3回少々充電できる形となります。
正確に表記するなら
- 「37Wh」
と表記する形ですね。
結局は総電力量(Wh)がそのバッテリーの容量になってきます。
その他の計算機は下記からどうぞ。