撮影機材

初心者に選んで欲しいオールマイティでおすすめな天体望遠鏡スペック

お薦め天体望遠鏡スペック

「安いのに良く見えるし天体写真も綺麗に撮れる」「いろんな天体に対応できる」「ベテランになっても使える」というオールマイティで初心者の方におすすめな天体望遠鏡の選び方をご紹介します。

天体写真や天体観測の為にいろんな機材や望遠鏡を見てきましたが、あらゆる意味でオールマイティなのはニュートン式反射望遠鏡13~15cmでF5だと思います。

これさえあれば一眼カメラを取り付けて撮影~観測まで相当長く楽しめるし、これだけでもいいんじゃね?ってくらいです。

天体写真の初心者の方にこの天体望遠鏡のスペックをおすすめするのかをご説明しますね。

天体望遠鏡は反射式と屈折式どっちにする?

天体望遠鏡は大きく分けると反射式と屈折式があります。

一般的に屈折式が一般的な望遠鏡のイメージだと思いますが、僕は初心者の方やこれから望遠鏡を買って天体を見たい、写真を撮りたいと言う方には断然低価格な反射式の天体望遠鏡をおすすめしています。

尚且つ反射式でもニュートン式反射望遠鏡で口径13~15cmでF5をおすすめしています。

15cmF5反射式望遠鏡をおススメする理由

ニュートン式反射望遠鏡13~15cm、F5の天体望遠鏡をおすすめする理由は、

  • 安いのに良く見えるし天体写真も綺麗に撮れる
  • 初心者からベテランまで一番使えるスペック
  • いろんな天体に対応できる焦点距離

じゃあ順を追ってご説明します。

安いのに良く見えるし写真も綺麗に撮れる

このニュートン式反射望遠鏡は13~15㎝は、とにかく一番よく使われるスペックなのでよく売れるようです。

なので今では2~4万円と言う安い金額で高性能な機種がたくさんあります。

そもそも構造上、ニュートン式反射望遠鏡は低価格に製造できるようなのですが、昔では考えられないくらい今では低価格で販売されています。

例えば

Sky-Watcher ニュートン式反射望遠鏡 BKP130Dual Speed

星雲狙いなら13㎝F5の方が焦点距離が短いので良いでしょうね。接眼部も金属製でマイクロフォーカサーが付いてて超お得感あります。僕もこれ買おうか迷ってます。※頻繁に売り切れになります。


Sky-Watcher ニュートン式反射望遠鏡 BKP150Dual Speed

僕と同じ15cmF5ですね。純粋なニュートン式なので一番最初はこういうのがおススメです。接眼部も金属製でマイクロフォーカサーが付いているのにこの価格にたまりませんね。撮影地でも使ってらっしゃるのを良く見ます。※頻繁に売り切れます。


Kenko 天体望遠鏡 NEW Sky Explore SE150N 鏡筒のみ 反射式 口径150mm 焦点距離750mm 491928

made in japanが魅力的です。ただマイクロフォーカサーは付いてないのが上の2点と違いますね。この3点悩むでしょ?

しかしほんと安くなりました。

これなら初めての方でも良いんじゃないかと思います。

しかも反射望遠鏡は口径が大きいので集光力があります。

天体は暗いので、屈折式の8㎝などの望遠鏡では惑星や月と明るいメシエの一部位しか容易に写真に撮れませんが、13~15㎝でF5となると淡い天体(星雲・銀河)もたくさん見れる・撮れるようになります。

私は今15㎝のF5の反射望遠鏡を使っていますが、メシエ・NGC・IC天体などなんでも撮影できます。

ホントにオールマイティです。

よく初心者の方は倍率を気にされる方がいますが、天体観測・天体写真には倍率より口径です。

F5の短い焦点距離でも口径が大きければ倍率を上げても明るくて更に星像が乱れにくくなります。

小さい口径で無理やり倍率を上げても暗くなって星像も乱れてしまうだけです。

なので月・惑星~淡い天体(星雲・銀河)まで観測・撮影できる13~15㎝のニュートン式反射望遠鏡をおすすめします。

また、この口径でF4などの超短焦点になってくると望遠鏡の光軸調整が非常に難しくなってくるようなので、やはりF5だと思います。

ただ、僕は今15cmF5の反射望遠鏡を使っているので、次に買うならF4にしようかと思っているのですが、ちょっと気になっている反射望遠鏡があります。

その名はGINJI

銀次ですか!?銀二ですか!?

ネーミングが渋すぎます。

笠井トレーリングさんの15cmF4反射望遠鏡です。

これ凄く気になってます。

F4だとだいぶ明るくなるので良いだろうなぁと思うのですが、やはり明るいので星が伸びるからコマコレクターもセットで買わないといけないでしょうね。

今の望遠鏡でいろんな天体撮ったらこれらの4つの内から1つ選択しそうです。

初心者からベテランまで一番使えるスペック

天体望遠鏡ってベテランの人になると30㎝とかドンドン大きな反射望遠鏡とかになっていきます。

マニアックになればなるほど大きな望遠鏡、大きな望遠鏡を支える赤道儀が必要になってきます。

でも、大きな望遠鏡は凄くいいですが赤道儀も大型になって高価になるし持ち運びが大変!?

毎回毎回車で運んで撮影するのは一苦労なんです。

で、ベテランの方も結構13~15㎝をまた頻繁に使うようになったりしてきます。

要するに、一番軽量コンパクトで尚且つそこそこ使えるこのサイズと言うのがこの13~15㎝のニュートン式反射望遠鏡なんですね。

天体マニアとすれば、1台は持っておきたいスペックと言うのがこのスペックの望遠鏡なんです。

私の知り合いも大きな望遠鏡やらいろいろ持っていますが、結局このスペックの望遠鏡をまた使い出しています。

持ち運びが楽なのはいいんですよ。

持ってて損はないどころか、これだけは持っておきたいスペックと言った感じです。

いろんな天体に対応できる焦点距離

焦点距離が長ければ惑星とか小さな銀河とかには良いのですが、大きな星雲や銀河などははみ出て全体を撮れません。

かと言って焦点距離が短すぎると小さな天体が小さ過ぎてトリミングしてもボヤけ過ぎてしまいます。

焦点距離が600~750mm位となると、惑星以外の天体はほぼオールマイティ!

惑星以外と言いましたが、別に惑星が見れない訳じゃありません。

全然土星の輪っかも木星の模様も見えます。

水星・金星などは小さいので若干物足りない程度です。

そこでもっと大きくしたいならば、拡大撮影やバローレンズを付ければ済む話です。

拡大撮影はアイピースとカメラを使った撮影方法。

バローレンズは焦点距離を2倍などにするレンズです。

もし、もっと惑星を大きく見たいなら拡大撮影やバローレンズを取り付ければ済む話ですよ。

ただ、徹底的に綺麗に見たい撮りたいならもっと惑星に特化した別の望遠鏡を買うべきです。

そこまで惑星に拘りだすのはまだ先だと思います。

下記には焦点距離が762mm(15.2cm/F5反射望遠鏡)による惑星の拡大撮影方法と木星がどれ位の大きさで撮影できるかを記載しています。

なので焦点距離は気にしなくても済みます。

下記には焦点距離が762mm(15.2cm/F5反射望遠鏡)で撮影した天体写真(星雲・星団・銀河など)がいっぱいあるので見てみて下さい。

反射望遠鏡の違い

今回紹介した僕が欲しい4点の反射望遠鏡と僕の反射望遠鏡の違いですが、こんな点があります。

  • 性能
  • 補正ガラスの有無
  • 接眼部が樹脂製か?金属製か?
  • 接眼部のマイクロフォーカサーの有無

性能

こればっかりはわかりません!

実際に天体を撮って比べられると良いんですが、そうもいかないです。

ただ、今回の4点は結構撮影地で使ってらっしゃる方が多いんです。

そういう方達のを眼視で見させてもらったり、写真を見させてもらって全然いいなぁと思ったんです。

また、屈折式のようにレンズ性能をそんなに気にしなくても良いのが反射鏡だと思います。

そもそも作るのが簡単なのでしょうね。

補正ガラス

僕の反射望遠鏡には色にじみを補正してシャープにするシュミット補正ガラスが付いています。

LXD‐55ニュートン式反射望遠鏡を正面から見た写真です。シュミット補正ガラスが付いていますが、これで画像がシャープになります。

LXD‐55ニュートン式反射望遠鏡を正面から見た写真です。
シュミット補正ガラスが付いていますが、これで画像がシャープになります。

鏡筒の一眼奥側のガラスが反射鏡で鏡筒の一番手前側にわかりにくいかもしれませんが補正ガラスが付いています。

このシュミット補正ガラスが付いていると銀河や月や惑星を撮影するとシャープで良いのですが、星雲や散開星団を撮るとちょっと艶っぽさがなくなるんですよね。

なので、次回購入する時は冒頭に記載した4点の補正ガラスのない反射望遠鏡を選ぼうかと思っています。

接眼部が樹脂製か?金属製か?

また、使っていて重要だと思うのが接眼部

僕の使っている反射望遠鏡の接眼部は樹脂製です。

別に問題になる事はないのですが、接眼部ってアダプターやカメラを取り付けたりするので結構重量が掛かるんですね。

金属製の方が物理的にタワミがないかなぁと。

今まで樹脂製の接眼部で何か困ったことはあるかと言わればNOですが、次に買うなら金属製の方が良いかなぁと。

マイクロフォーカサーの有無

マイクロフォーカサーは接眼部のピントを微調整できるノブの事です。

大きい丸いツマミの横に小さいツマミが付いててそれを回転させてピント調整します。

僕のは付いてないですが、上記で言うならSky-Watcherだけは元々付いてます

これ凄い助かるんですよね。

直焦点撮影時の短い焦点距離ならともかく、惑星などの拡大撮影時はマイクロフォーカサーの重要性が躊躇にわかります。

GINJIはオプションでありますが、Kenkoは別途探さないといけないかなぁ。

まぁ絶対に必要なものではないですが、あると快適ですね。

次回買うなら冒頭の4点で考えています。

初めて購入されるならF5の3点の方が良いかも。

ほんと一番使える望遠鏡のスペックが13~15cm/F5の反射望遠鏡ですので、ぜひ初心者の方が購入に迷っているなら選んでみて下さい。

また、天体望遠鏡を選べたら次はそれに合った赤道儀を考えなければなりません。

赤道儀選びに失敗したらせっかく購入した望遠鏡が宝の持ち腐れになるかもしれませんので、初心者の方は下記もチェックしておいて下さいね。

一眼カメラと望遠鏡での天体写真撮影は赤道儀があるともう最高ですよ!

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コメント

  1. 杉山 より:

    天体望遠鏡の初心者です。
    大学で物理学専攻だったこともあり、 ずっと天体写真にあこがれており、
    オリオン座大星雲などのきれいな星雲の天体写真を撮ることが夢でした。
    社会人中堅になり、多少のお金の余裕も出てきたので、末永く使える1台の
    購入を検討しています。

    そんな中、管理人さんのサイトを見つけ、過去の投稿も含めて勉強させてもらっています!
    末永く続けるつもりなので初心者向けの安すぎるものを買う予定はありません。
    オールマイティに天体(特にメシエ天体の大星雲)が撮れ、
    中級者での使える性能のものが欲しいと考えています。

    現在、アメリカに駐在しており、現住所から日本の
    天体望遠鏡を購入することができません。
    いろいろ調べていると、 オールインワンで赤道儀も付いているようなので、
    MeadeのLX85シリーズがいいんじゃないかなと思っています。

    シリーズにいくつかのラインナップがあり、
    下記3つのうちどれにするか迷って決め切れません。
    通り過ぎの初心者にアドバイスいただけないでしょうか。
    管理人さんのブログを読む限り、 LX85 6インチ Reflector が
    メシエ天体を撮影するにはいいのでしょうか。

    LX85 6インチ Reflector
    https://www.meade.com/lx85-reflector-6.html
    LX85 8インチ Reflector
    https://www.meade.com/lx85-reflector-8.html
    LX85 6インチ Reflector ACF
    https://www.meade.com/lx85-acf-6.html

  2. aibou aibou より:

    杉山さんへ
    このLXシリーズの赤道儀の性能(星の流れ具合)を検索してみたのですが、そういうレビューが見当たらないのでその部分が気になるのですが、オートガイダーが付けれるので、もし追尾で星が流れるならオートガイドで撮影すれば良いかと思います。

    コントローラーはあれで全然良いと思います。

    望遠鏡についてですが、ポイントがいくつかあると思います。

    【1】使用するカメラによる撮影できる対象について
    1-1.APS-Cセンサーカメラの場合
    6インチ(焦点距離750mm)とAPS-Cのカメラだと、アンドロメダもオリオン大星雲もバラ星雲もギリギリ何とか入る形で、その他のメシエ天体は全部入りますのでオールマイティな鏡筒ですね。

    8インチ(焦点距離1000㎜)とAPS-Cのカメラだと小さなメシエ天体には良いのですが、アンドロメダやオリオン大星雲、バラ星雲が完全にハミ出てしまいますので別途単焦点の鏡筒を買うか望遠レンズなどが必要になってきます。

    1-2.フルサイズセンサーカメラの場合
    6インチ(焦点距離750mm)とフルサイズカメラだと、アンドロメダやオリオン大星雲、バラ星雲にはちょうど良いですが、その他の天体が小さくなってしまうので少し物足りなくなります。

    8インチ(焦点距離1000㎜)とフルサイズカメラだとアンドロメダもオリオン大星雲もバラ星雲もちょうど良い感じで、その他のメシエ天体は若干小さいけど何とかトリミングして大きくするとまずまずかと思います。

    1-3.フルサイズもAPS-Cのカメラも両方ある場合
    両方のカメラがある場合は8インチ(焦点距離1000㎜)が良いですね。
    アンドロメダやオリオン大星雲、バラ星雲はフルサイズで撮影して、その他のメシエ天体などはAPS-Cで撮影すると良いです。

    ※フルサイズカメラで撮影する場合は、周辺の星像が伸びたりコマ収差が発生し易いので、別途フラットナーやコマコレクターなどを購入する必要が出てくると思いますよ。
    一番安上がりでオールマイティなのはAPS-Cのカメラと6インチ(焦点距離750mm)の組み合わせですね。
    これならフラットナーやコマコレクターが無くてもあまり気にならないと思います。

    【2】手軽さについて
    僕は光害の影響で自宅では撮影できないので、いつも車に積んで撮影に出掛けています。
    現地で毎回組み立てるのですが、20㎝で1000㎜の鏡筒は結構大きくて重いので若干組み立てるのが面倒に感じます。
    15㎝だと凄く軽いので簡単ラクチンですね。
    手軽さを考えるなら15㎝が断然良いですね。

    【3】綺麗さ
    綺麗さは光景が大きい8インチの方が当然分解性能があるので良いですね。
    ただ、焦点距離が長いのでAPS-Cのカメラではその他の大きな天体は入らないのが難点ですね。
    6インチでも十分綺麗ですけどね。

    【4】6インチ Reflector ACFについて
    これはF10と凄く暗いので、星雲には暗すぎて厳しいです。
    焦点距離も長いので、銀河や散開星団は殆どハミ出でしまう天体が多いですので、明るい小さな球状星団や惑星用って感じの望遠鏡ですね。
    なのでこれは選択肢から外れますね。

    と言う感じですね。

    フルサイズカメラは周辺の星像が伸びたり、コマ収差が発生したり、周辺がケラレてしまう可能性もあるので、別途購入する望遠鏡に合ったフラットナーやコマコレクターを探す必要があると思います。
    ミードからこの望遠鏡用に出ていると良いのですが、このページにはそれらしい商品が見当たらないように思います。

    と言う事で、6インチ(焦点距離750㎜)とAPS-Cのカメラが一番やり易いと思います。
    この6インチ(焦点距離750㎜)なら、APS-Cのカメラでメシエ天体やNGCを撮り終わってからも、フルサイズカメラを使って大きなSh2の赤い星雲も結構撮れる物も増えますので良いと思います。
    一番この位の焦点距離の望遠鏡がオールマイティなので1台は持っておきたいですね。

    お持ちのカメラに合わせて考えてみて下さい。
    望遠鏡選び楽しいですね!

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