天文機材を動かすのにポータブル電源などのバッテリーも良いなぁと思ってネット通販でいろいろ探しています。
ただ、自分の持っている機材が一体何時間使用できるのか?って言うのをいちいち計算するのが面倒だったので自動計算フォームを2つ作成してみました。
1つ目は総電力量(Wh)から機材の使用時間や各電圧に変換した時の放電容量(mAh)を計算します。
2つ目は使用時間を基準に複数の機器を接続した時に必要な総電力量(Wh)を計算します。
天体撮影やキャンプなどに必要なポータブルバッテリーを探す時に使って下さい。
ポータブル電源の計算機
ポータブル電源の総電力量(Wh)から機器の使用時間を計算したり、機器の使用時間から必要なポータブル電源の総電力量(Wh)を計算したりできます。
総電力量(Wh)から使用時間や放電容量(mAh)を計算
ポータブル電源の総電力量(Wh)から機材の使用時間や3.7V/5V/12V変換時の放電容量(mAh)の算出します。
※バッテリーは使用回数が多くなると容量が減ってきますし、気温や使用する機材・同時接続の数などによって変わってきますのでやや大きめの電源を選ぶ方が確実です。
使用時間から総電力量(Wh)を計算
使用したい時間と複数の機器を接続した時に必要なポータブル電源の総電力量(Wh)を計算します。
ポータブル電源の変換効率は85%にしておくと平均的かと思います。
※夏より冬の方が1~2割程度は電力を多く必要とする場合が多いです。
※PCやカメラ等々はアダプターに記載されている値が最大なので、実際の使用中の電力はそれ以下になりますよ。(使い方次第で意外と電気を食わない)
ポータブル電源を比較してみる
基本的にポータブル電源は放電容量(mAh)を見るんじゃなくて総電力量(Wh)を見るべきだと思います。
そして放電容量(mAh)で比較するなら電圧を揃えた状態で見ないとわかりません。
そこで500Whと表記されている2つのポータブル電源を比較してみようと思います。
上側は500Wh/45000mAh。
下側は500Wh/140400mAh。
一見下側の方が大容量のバッテリーに見えませんか?
計算してみるとこんな感じになります。
- 上側=12V換算時の放電容量=41625mAh
- 下側=12V換算時の放電容量=42120mAh
元々上側は定格電圧11.1Vで下は3.6Vで表記しているので比較する時にmAhだけ見てもわかんないですよね。
こういうの統一した表記にしてくれると分かり易いのですが、Whが同じなら大体同じになるので総電力量(Wh)を見れば良いかと思います。
モバイルバッテリーも同じような事が言えるので計算機を作ってみました。
その他の計算機は下記からどうぞ。