撮影機材

天体写真の初心者におすすめなデジタル一眼カメラ3点

天体写真におすすめなデジタル一眼カメラ

天体写真を撮影する天文機材でまずは手に入れたいのがカメラですね。

でも初心者の内はどれが天体写真に向いているデジカメなのかわからないと思うので、私なりにおすすめな一眼レフカメラ&ミラーレスカメラを3点+αをピックアップしたいと思います。

おススメなカメラは随時更新しますね。

リコーPENTAX-KP

PENTAX-KPに「TAMRON ズームレンズ AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiIIペンタックス用APS-C専用」を取り付けた状態です。

PENTAX-KPとTAMRON 高倍率ズームレンズ AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII ペンタックス用 APS-C専用 A14P

今、初心者の方に一番おすすめしたい天体写真向けのカメラはリコーのPENTAX-KPです。

現在私も愛用しているミラー有りの高感度デジタル一眼レフカメラです。

天体写真に向いていて高感度&高性能&多機能でそこそこの値段で初心者からベテランまで使えるカメラだと思います。

ちなみにレンズはタムロンの18-200mmのズームレンズの中古品をアマゾンで9000円位で買いました。

DCモーターなのでオートフォーカスのピント合わせの時にモーター音がしますが、天体写真には関係ないのでその音もまた良いです。

今のところサイトに載せてる星空写真はこのレンズで撮影しています。

始めのうちはこういうレンズから試して勉強していけば良いんじゃないかなあ?

高感度&高機能なのに価格が安い

ISO819200と言う高感度カメラで10万円を切るカメラはPENTAX-KPだけだと思います。

α7sは高過ぎるけど高感度カメラが欲しいって方には一番のコストパフォーマンスだと思います。

  • 最高ISO819200の高感度カメラ
  • ボディ内5軸・5段手振れ補正
  • 赤道儀が無くてもアストロレーサーを使用すれば星の追尾ができる
  • リモコンが無くてもカメラ単体でインターバル撮影ができる
  • 光学ファインダーなのでバッテリー持ちが良いし、ファインダーが見やすい
  • Hα(赤い星雲)が結構映る
  • リアル・レゾリューション・システムでLRGBそれぞれが撮影ができる
  • 約2432万画素で充分な画素数(これだけあれば充分ですし、個人的には1800万画素くらいが好きかも)
  • メカシャッターと電子シャッターの両方がある
  • 14bitのRAWファイル

高感度カメラで尚且つ高機能で天体に向いているカメラが新品で10万円を切る(定価は14万くらい)っていうのがホントに魅力です。

手持ちで天の川が撮影できる!

最高ISO819200と言う超高感度特性!

実際ISO819200はノイズが多くて使えませんが、ISO51200位までならまずまず使えます。

高感度とボディ内5軸・5段手振れ補正によって、大体ISO51200で露出1秒などで天の川が撮れちゃうんですよね。

手持ちで1秒露光ができるっていうのが驚きです!

1/2秒露光でISO102400などでもややノイズは多いけど手持ちで天の川の写真が撮れちゃいます!

初心者としてはこういうポイントがあると楽しくて仕方ありません!

赤道儀がなくても適当な三脚があれば、10秒露出とかすればかなり綺麗に星空が写せちゃいます。

こういうカメラは初心者におすすめだと思います。

赤道儀が無くてもアストロレーサーで星の追尾ができる

PENTAX-KPにはアストロレーサー(O-GPS1)と言う付属品を購入すれば、高価な赤道儀を購入しなくてもカメラ単体で星の追尾ができちゃいます!

制約としては5分までの露光までしかできない点と手振れ補正の範囲内までの星の移動分しか追尾できない点です。

5分の制約については、高感度で撮影すれば5分も露光する必要はないので大した問題はありません。

私は殆どISO25600で30秒以内で露光している事が殆どなので、充分追尾に使えると思います。

また、手振れ補正の範囲内までの星の追尾についてですが、広角で撮れば充分問題なく追尾できます。

200mmや300mmのレンズで撮影するなら30秒位までですかね。

まぁ30秒露光できれば高感度なので十分いろんな天体が撮影できます。

広角レンズなら数分露光できると思います。

私は赤道儀があるのでアストロレーサーは買ってませんが、星を見に行った先で簡易な三脚とPENTAX-KPとアストロレーサーで撮影している人を時々みます。

撮影した写真を見せてもらいますが、綺麗に星野・星景写真が撮れていますよ。

星を追尾して撮影するのに三脚とカメラだけと言うこの手軽さはホントに最高だと思います。

車にカメラと三脚だけ積んでたらいつでもどこでも撮影できちゃうんですもんね。

カメラ単体でインターバル撮影ができる

通常天体写真と言えばリモコンを接続してインターバル撮影をするのですが、PENTAX-KPはカメラ単体で可能です。

なのでタイムラプスなど、何時間も自動でシャッターを切り続けてくれるの便利です。

インターバル撮影は1回最大20分までの露光と言う制限はありますので、1回の露光時間が20分以上の場合はリモコンでやる必要があります。

ベテランさんみたいに低感度で長い露光時間を掛けたくなればリモコンを買えば良いと思います。

KP用のタイマー機能付きの電子リモコン自体って今のところ見当たらないのですが、CANON用の電子リモコンに変換アダプターを取り付ければKPで使えますよ!

CANON用と差込口の穴の大きさが違うだけなんです。

という事で下記の電子リモコンシャッターと変換アダプターを購入して使用しています。

PENTAX用とも書いていますが、KPはリモコンのプラグを挿す穴の大きさが違いますので必ず変換アダプターも購入しておいて下さい。

光学ファインダーなのでバッテリー持ちが良い

天体写真に限らず私は光学ファインダーが好きです。

光学ファインダーはオートフォーカスが一瞬で合うので大好きです。

天体写真はAFは使いませんが、その他の利点として

  • バッテリー持ちが良い
  • ミラーレスみたいな熱ノイズカブリ(赤カブリ)がない
  • ファインダーを覗いた時の見え方が目視に近いので自然で見易い

と言う事です。

天体写真を撮影していると長時間撮影するのでどうしてもバッテリーが気になります。

電子ファインダー(液晶ファインダー)だとバッテリーが30分とかで無くなっちゃったりします。

何個もバッテリーを持って交換していたらいいのかもしれませんが、やっぱり面倒だし撮影中に切れちゃうのは厄介です。

その点PENTAX-KPは光学ファインダーなので、バッテリーがかなりもちます。

電源をONにしていても液晶をOFFにしていれば昔のカメラみたいにバッテリーが全然減りません。

また、熱も発生しにくいので天体撮影には光学ファインダーがいいんですよねぇ。

倍の容量のバッテリーが安く売っているので、それを1個か2個あれば事足ります。

僕はアマゾンで購入した下記の大容量バッテリー2個&USBアダプターセットを購入して使用しています。

Hα(赤い星雲)が結構映る

馬頭星雲・バラ星雲・北アメリカ星雲など、Hα線で光っている赤い星雲って普通はあまり映らないんです。

ベテランさんになるとカメラの赤外線カットフィルターを外す改造をして、赤が良く映るようにしていたりします。

赤外線カットフィルターを外すと赤い星雲は映るようになるんですが、写真が真っ赤になるので普段使うカメラとして使えなくなっちゃうんですよね。

完全に天体撮影用カメラみたいな感じです。

初心者の私とすればそんなに何個もカメラを買えないし、って事で比較的赤も良く映るカメラがいいなぁと言う事でもPENTAX-KPを選びました。

実際に撮影しても赤色も結構映るんですよね。

そういう意味でもおススメですね。

下記はKPと15cm反射望遠鏡でISO25600/F5/20秒/29枚コンポジット/リアレゾOFFで撮影したバラ星雲です。

まだ天体写真を初めて間もない頃&画像処理も超初心者の頃に撮影したものですが、赤は出てる方だと思います。

口径15.2cm反射望遠鏡(LXD-55)/F5/PENTAX-KP/ISO25600/カメラダーク/フラットエイドでフラット/露出20秒×29枚を加算平均コンポジットした2017年09月26日04時22分38秒から撮影したNGC2237(バラ星雲)の天体写真です。

NGC2237(バラ星雲)|ISO25600/F5/露出20秒×29枚|Meade LXD55+Ricoh PENTAX KP

LRGBを別々に撮影できる

これは初心者の内は良くわからないと思います。

簡単に言えばLRGBそれぞれを撮影して合成するとより綺麗な写真になるんです。

中級者以上の機能かもしれません。

よくベテランさんがLRGBそれぞれのフィルターで撮影して、最後に画像を合成して1枚のカラー写真にしているのをみるんですが、それって綺麗になるんですが凄く面倒なんですよね。

そういう機能を簡単にできるのがリアルレゾリューションシステムです。

詳しくはメーカーサイトを見て下さい。

まだ私も天体写真にリアルレゾリューションシステム機能を使っていないのですが、普通の写真でテストしてみた結果、明らかに見た目わかる程に高精細で色も綺麗に出る写真に仕上がるんですよね。

ベテランさんがLRGB別々に撮影している意味が良くわかりました。

こういう機能がPENTAX-KPには搭載されているんですよ!

近くにリアルレゾリューションシステムをONにして天体写真撮ってみます。

それと、天体写真では「低感度小枚数」と「高感度多枚数」の場合に総露出時間が同じだとどういった違いがあるかと言うのが話題になる事があるのでカメラでテストしてみました。

SONY α7sⅱ(α7s2)

黒文字で書かれた「α7s2」

α7s2

次にお勧めなカメラはα7Sではなく、α7Sⅱです。

α7sはそのままではUSBで充電しながら撮影できないので天体写真にはあまりお勧めしません。

ただ、最近はダミーバッテリーを入れて充電するなどが出ているので、それとモバイルバッテリーなら充電しながら可能のようです。

また、天体とは直接は関係ないですが、ボディ内手振れ補正がないのが少し不満でした。

初心者の僕としては、こんな高価なカメラは当然天体だけじゃなくて普段撮りでも使いたい訳です。

でも知り合いに借りたα7sだと手振れが酷くて相当シャッタースピードを上げないと撮れない。

ISOを上げてシャッタースピードを上げれば良いのですが、やはりボディ内手振れ補正を知った上で使うと凄く使い辛かったんです。

ですのでα7sは価格はまだ何とか手が届きそうだったのですが、α7s2が出た今、買うなら僕は2の方かと思います。

さて、α7s2はそのまま単体でUSB充電しながら撮影できます。

また、α7s・α7s2共にバルブ撮影の場合に微光星が消える星喰い問題がありますが、マニュアル設定は露光30秒までですがそれなら大丈夫らしいので、その範囲で撮影する方やそこまで細かい事は気にしない方にはα7sⅱがおすすめです。

基本的には高ISO多枚数コンポジットすれば問題なさそうかと思います。

でも高いんですよ・・・

私はPENTAX-KPとα7sⅱのどっちを買おうか悩んだんですが、α7sⅱの価格はPENTAX-KP3台分くらいの高価格なので諦めました(;´・ω・)

またフルサイズなのでレンズもめちゃくちゃ高い・・・

なのでお金のある初心者さんならぜひα7sⅱを購入してみて下さい!

私は持っていませんが、天体観測に行った時に時々見させてもらっているのですが、もういろんな意味でびっくりするカメラです。

星喰い現象なんてデメリットが吹っ飛ぶほど魅力的なカメラです。

動画で天体を見たい人はα7sⅱです!

写真は1220万画素なのでちょっと少ない感じはあります。

動画で満点の星空が撮影できる

PENTAX-KPはα7sⅱに比べたら動画性能はISO25600までなので大したことないんです。

でもα7Sやα7sⅱは動画でもISO409600まで高感度で撮影できます。

実際はISO409600は荒くて使えない感じですが、ISO102400少々位までなら結構使えます。

動画でISO102400やISO120000やISO160000などで星空を見ると、正に宇宙に行ったかのような満点の星空が映し出されます。

これはちょっと感動もんですよ!

人に星空を説明するのに便利

初心者さんは暗いところに行けば写真のように天体が見えると思っている人が結構いるのですが、実際は写真で撮らないと綺麗に見えないんですよね。

なので星を見に連れて行ってあげても少々期待外れされちゃうんじゃないでしょうか?

でもα7sやα7sⅱがあれば、写真程ではないですが色付いた天体がリアルタイムの動画で映し出せちゃうので、人に星空を見せてあげたり説明したりするのにとっても便利だと思います。

ニコ生やyoutubeの動画配信などにも使えるので凄くいいですよ。

望遠鏡に取付ければメシエ天体などがリアルタイムで色が付いて見えるので、人に説明したり天体を見せてあげるのに最適です。

ランダムノイズは少ないが熱ノイズは多い

α7sやα7sⅱはフルサイズセンサーでISO409600で、PENTAX-KPはAPS-CサイズのセンサーでISO819600です。

いろいろノイズのテストをしているサイトを見ましたが、α7sⅱの方がPENTAX-KPよりもランダムノイズが少ないです。

PENTAX-KPでISO51600のランダムノイズとα7sⅱのISO102400位が同じ位のランダムノイズのような感じがします。

高感度一眼カメラで一番ランダムノイズが少ないのがα7sⅱじゃないでしょうか。

ただ、熱ノイズは結構激し目に出ますね。

ミラーレスなので常に液晶が付いている事になるので熱を持ちます。

良く見せてもらうのですが、周辺が赤くなったりして結構厄介ですね。

USB充電ができる

α7sはUSB充電もできないし、カメラの電源をONにしていると充電されません。

でもα7sⅱはUSB充電しながら使えるのでおすすめですね。

天体写真は長い時間使用しますので、5Vのモバイルバッテリーを繋ぎながら撮影できると言うのは超便利です。

光学ファインダーはついていなくて、電子ファインダーだけなのでバッテリーの消耗は激しいですが、モバイルバッテリーがあれば安心です。

ただ、バッテリーの消耗が激しいと言うことは、熱ノイズが出易いと言うことなので、熱に弱いと言えると思います。

手持ちで星空写真も星空動画も撮影できる

5軸手ブレ補正機構によって天の川はもちろん、いろんな星空が手持ちで撮影できるのが便利です。

PENTAX-KPも手持ちで写真は撮影できますが、動画は感度がISO25600でシャッタースピードが1/30までなので殆どなにも映りません。

でもα7sⅱであれば手持ちで星空写真も星空動画も撮影できます。

手軽過ぎて楽しいですよ~!

しかしアマゾンでもまだまだ高い・・・

僕には無理!

CANON EOS KISS X7i

タムロン18-200mmのズームレンズを取り付けたキャノンEOS KISS X7i

タムロン18-200mmのズームレンズとキャノンEOS KISS X7i

天体写真もそこそこ綺麗に撮れる低価格な一眼レフカメラはCANONのEOS KISS X7iだと思います。

「X7」ではなくて、「X7i」の方です。

X7は液晶画面が本体固定で、X7iはバリアングル液晶です。

天体写真は変な角度で写真撮影をするので、液晶画面が固定されていると非常に不便です。

天体撮影には液晶画面が動かせるのがベストですね。

私はPENTAX-KPを使う前はX7iを使っていました。

今では3~4万円で新品ボディがあるんじゃないでしょうか。

とにかくリーズナブルで天体写真も撮りたい人にお勧めなカメラです。

低価格な天体写真向きなカメラ

とにかくできるだけ安く天体写真も撮りたいと言う方にはX7iがおススメです。

私も天体写真を始めた時はこのカメラでした。

本体が新品で3~4万円で購入できるし、CANONはレンズも豊富で安いのがたくさんあります。

中古もたくさん出回っているので安く済みます。

しかも天体写真も結構綺麗に映るんですよね。

下記に赤道儀を使ってX7iで撮影したM42(オリオン大星雲)があるので見てみて下さい。

ただ、赤道儀がないと思ったような天体写真が撮れないと思うので、赤道儀を購入する予定の人でカメラは安く済ませたい方にはお勧めです。

バリアングル液晶が超便利

天体写真は変な角度で撮影します。

カメラを上に向けると液晶が見にくくなります。

なのでバリアングル液晶であるX7iはとても使いやすく天体向きです。

バリアングル液晶は、液晶を横に広げてクルクル回転させられるんです。

なのでどんな角度でも見やすくて便利です。

PENTAX-KPやα7sⅱはチルト式の液晶なので上下に開くだけの形ですが、X7iは斜め横から斜め上からでもどこからでも見易くて超便利。

KPもα7sⅱもバリアングルだったら良かったのになぁ。

光学ファインダーなのでバッテリー持ちが良い

PENTAX-KPもそうですが、X7iも光学ファインダーです。

なのでバッテリー持ちが良くて天体写真向きですね。

USB充電はできませんが、大容量のバッテリーを購入しておけば済みますね。

倍くらいの容量のバッテリーが安く売っていますので、そういうのを1個か2個購入しておけば事足りますね。

また給電しながらも撮影できるので外部電源があれば大丈夫です。

ISO感度が最大ISO25600

ISO25600だと拡張機能なのでノイズが多いので使えませんが、ISO6400ならかなり綺麗に撮れます

ISO12800だとノイズが気になりますが、コンポジットすればどうにかなるかと思います。

私が天体写真に使っていたのはいつもISO6400ですね。

KPやα7sⅱに比べれば感度が低いように思いますが、X7iでも充分天体写真が撮影できます。

ただ、KPやα7sⅱのように感度が高くないので、短時間露光では限界があります。

カメラ単体である程度の星空は移せますが、本格的に撮影するには赤道儀が必要になってきますね。

赤道儀があるとか買う予定だと言う方ならX7iでも十分いろんな天体が撮影できますよ。

低価格だから赤外線改造カメラにし易い

最初はX7iのような安めのカメラを購入しておいて、1~2年楽しんだら赤外線改造カメラにするのもありだと思います。

天体を撮っていると、どうしてもノーマルカメラだとHαなどの赤色の星雲をもう少し出したくなってきます。

そういう場合は赤外線カットフィルターを外したりする改造をしてくれる特殊なショップに頼んだりします。

そうすれば赤色が出せるカメラに大変身!

ただ、改造するとメーカーの保証は効かなくなるし、メーカー修理も受け付けて貰えない。

要するに壊れたら終わりのカメラになってしまう・・・

そういうリスクのある天体改造カメラにする場合は高価なカメラは怖いんですよね。

なのでサブ機を改造カメラにしたりする方が多いようです。

また、改造カメラにするのはCANONのカメラがメジャーです。

PENTAXもやってくれるところがあるみたいですが、CANONなら取り扱ってくれるところが複数あります。

そういう意味で、将来赤外線改造カメラにし易いと思いますよ。

改造カメラだけを買うなら超低価格な「Canon EOS Kiss X2Amazonで探す」を購入して自力で改造するのも1つですね。

X2の赤外線改造カメラを借りていくつか撮りましたが、やっぱり効果抜群です。

ただ、ISO1600までしかないので赤道儀は必須になってきますし、いきなり赤外線改造って言うのもどうかとは思います。

でも古いカメラ+IR改造なら安く済む上に綺麗に撮れますね。

下記のページの中に赤外線改造したeos kiss X2で撮った写真があります。

天体写真に必要な最低限のカメラの条件

別に天体写真を撮影するのに高価なカメラはなくても撮れます。

ただ、最低限下記のような条件は必要じゃないかと思います。

  • バルブ撮影ができる
  • レリーズ(リモコン)が付けられる若しくはインターバル機能がある
  • センサーサイズがAPS-C以上
  • カメラレンズが交換できる(交換できなくても撮れますが、将来望遠鏡に付けたりしようとしても付けれないです)
  • マニュアルフォーカスができる

こんな感じでしょうか。

上記の条件を満たせば綺麗な天体写真が撮影できますので、コンパクトミラーレスカメラでも可能です。

また、星景・星野写真だけでも良いならレンズは交換できなくても良いですよ。

ちなみに下記はレンズ交換ができないsonyのコンパクトスチールカメラ「SONY DSC-RX100M2」を借りて撮影した天の川のタイムラプスです。

コンパクトカメラで赤道儀がなくてもこんなのができます。

星空写真は下記に掲載していってます。

では、また初心者さんにおすすめのデジタル一眼カメラがあれば掲載してきます。

天体写真ってホント楽しいですよね~!

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コメント

  1. あいぼー aibou より:

    saforkさんへ
    「エッジ抽出」でもピント合わせはできるんですが、カメラレンズで星のピント合わせは超シビアなので「この位でとりあえず1枚撮ってみるか」みたいな迷いが生じますね。
    パーティノフマスクだと「おし!合った!」っていう感じになりますね。
    安いし1枚買っておいた方が良いと思いますよ。
    ピントに迷いがなくなると凄く撮り易いです。
    考えた人凄いですよねぇ!

  2. アバター safork より:

    お返事ありがとうございます。
    「エッジ抽出」では難しいですか… 楽してピント合わせたかったのですが残念です(泣)
    パーティノフマスク…自作のハードルが高そうな気がしていましたが、カメラレンズ用の商品があったんですね。
    コメント頂けなかったら全く気づかないところでした。
    今調べたら、Amazonでも買えるみたいですね。今後のピント合わせはこれで頑張りたいと思います
    ご助言ありがとうございました。

  3. あいぼー aibou より:

    saforkさんへ
    はじめまして~!
    KPはいいカメラですよ~!
    で、ピント合わせですが、「エッジ抽出」を使ってもピントは難しいですよ。
    基本的に星のピント合わせはパーティノフマスクが完璧でいいですよ。
    カメラレンズ用の小さなパーティノフマスクってのも売ってますし、自分でも作れるのでこれを利用してみて下さい。
    ただ、KPは16倍まで液晶画面でズームアップできますので、これで僕は結構ピント合ってますね。
    8倍とかだと小さすぎて合いにくいですが、16倍まであるので助かってます。
    カメラしかない時は普通に液晶画面でズームアップしてピント合わせしています。
    KPはパーティノフマスクなくてもピントが合いやすいカメラなので、一度やってみてはどうでしょうか?
    ピントが難しいならパーティノフマスクをレンズに被せながら16倍ズームアップするとほぼ迷いなく合わせられますよ。

  4. アバター safork より:

    はじめまして!
    天体写真歴1年のsaforkと申します。現在PENTAX KPを購入予定でカメラ屋さんと価格交渉中です。
    お伺いしたいことがございまして、コメントさせていただきました。
    PENTAX KPのフォーカスアシスト機能の「エッジ抽出」は天体写真のピント合わせにも有効でしょうか?ピント合わせが下手でピンぼけ写真を量産しているので少しでも助けになればと思っていますが…いかがでしょうか?
    ご助言いただければ幸いです。

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